漸進的筋弛緩法の目的はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
漸進的筋弛緩法は、意図的に筋肉を収縮させ、その後緩めることを繰り返すことで、身体の緊張状態を自覚し、最終的にリラックスした状態を導くことを目的とした技法です。これにより、ストレス軽減や不安緩和が期待できます。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。漸進的筋弛緩法は、意識的に筋肉を緊張させた後、緩めることを繰り返すことで、心身の緊張を緩和し、リラックス効果を得ることを目的とした技法です。正しくは:この選択肢は正しい記述です。選びやすい理由:他の選択肢も身体的な効果を述べていますが、漸進的筋弛緩法の直接的な目的とは異なります。混同注意:ストレッチやマッサージと混同すると、具体的な効果を誤解する可能性がありますが、この技法は自身の筋力を使ったリラクゼーション法です。
- 2. 褥瘡(床ずれ)の予防は、体位変換や皮膚の清潔保持などによって行われ、漸進的筋弛緩法とは直接的な関連がありません。正しくは:褥瘡予防が目的であれば、「体位変換の実施」や「皮膚の観察とケア」が適切です。選びやすい理由:身体的な健康維持には関わりますが、筋弛緩法そのものの目的ではありません。混同注意:患者の安楽に関わるため、一見すると関連があるように思えますが、具体的に予防するメカニズムが異なります。
- 3. 片麻痺の改善には、リハビリテーションによる運動機能訓練や神経学的治療が必要であり、漸進的筋弛緩法は直接的な治療法ではありません。正しくは:片麻痺の改善が目的であれば、「理学療法士による運動療法」や「作業療法」が適切です。選びやすい理由:筋肉に関わるため、運動機能の改善と誤解しやすいかもしれません。混同注意:リハビリテーションの一環として取り入れられることもありますが、それ自体が麻痺を改善させる主要な目的ではありません。
- 4. 全身麻酔の導入は、麻酔薬の投与によって行われ、手術などの医療行為の際に意識を消失させることを目的とします。漸進的筋弛緩法は意識を保ったまま行われるリラクゼーション技法であり、全く異なるものです。正しくは:全身麻酔の導入が目的であれば、「麻酔科医による麻酔管理」が適切です。選びやすい理由:「筋弛緩」という言葉から、医療処置としての麻酔を連想する可能性があります。混同注意:医療現場で用いられる「筋弛緩」という言葉は、文脈によって意味が大きく異なります。この場合は心身のリラクゼーションを指します。
国試ポイント
漸進的筋弛緩法の基本的な目的と効果について理解しているかを問う問題です。リラクゼーション技法の一つとして、その適応と効果を正確に把握しておく必要があります。
混同注意
「筋弛緩」という言葉が、全身麻酔時の筋弛緩薬使用など、他の医療行為における意味合いと混同されることがあります。文脈をしっかり理解することが重要です。
次に同じ論点が出たら
この技法を患者に指導する際に、どのような点に注意して説明すべきか、具体的な看護介入について考えることができます。
関連知識
この技法は、アメリカの医師エドモンド・ジェイコブソンによって開発されました。心理療法やストレスマネジメント、睡眠改善などに応用されています。