看護目標を設定する際に留意する点はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
看護目標は、ケアの効果を測定し、達成度を評価するために、客観的に測定可能な具体的な表現で設定されるべきです。これにより、目標達成の可否が明確になり、その後の看護計画の修正や継続に役立ちます。
選択肢ごとの解説
- 1. 看護目標は、患者が達成すべき状態や行動を指すため、看護師の行動を記述するものではありません。看護師の行動は、目標達成のための看護計画として立案されます。正しくは:患者が達成すべき状態や行動を記述する。選びやすい理由:看護師が何をするかを明確にしたいと考えるかもしれないが、目標は患者主体である。混同注意:看護計画と看護目標を混同しやすい。
- 2. 看護目標には、達成可能かどうかを評価するために具体的な期限を設定することが不可欠です。期限がなければ、進捗の評価や計画の見直しが困難になります。正しくは:具体的な達成期限を設ける。選びやすい理由:長期的な目標では期限が曖昧になりがちだと考えるかもしれない。混同注意:短期目標と長期目標での期限設定の考え方を混同しやすい。
- 3. 正解。看護目標は、その達成度合いを客観的に評価できるような具体的な言葉で表現されている必要があります。これにより、目標達成の可否を明確に判断し、次のケアに繋げることができます。正しくは:変更不要選びやすい理由:主観的な表現でも患者の思いが反映されると考えるかもしれないが、評価のためには客観性が必要。混同注意:患者の主観的な満足度と客観的な状態変化の評価を混同しやすい。
- 4. 看護目標は、患者の希望を尊重しつつも、現実的かつ達成可能なものである必要があります。実現不可能な目標を設定すると、患者の意欲低下やケアの挫折につながる可能性があります。患者の希望と現実的な目標をすり合わせることが重要です。正しくは:患者の希望を尊重しつつ、実現可能かつ達成可能な目標とする。選びやすい理由:患者中心のケアを重視しすぎると、実現可能性を軽視してしまうことがある。混同注意:患者の尊厳と自己決定権を、現実的な目標設定と混同しやすい。
国試ポイント
看護目標の設定におけるSMARTの原則(Specific:具体的、Measurable:測定可能、Achievable:達成可能、Relevant:関連性がある、Time-bound:期限がある)の理解が問われています。特に「測定可能」な表現の重要性がポイントです。
混同注意
看護目標は患者の状態や行動に関するものであり、看護計画における看護師の行動とは異なります。また、患者の希望は尊重されるべきですが、実現可能性も考慮する必要があります。
次に同じ論点が出たら
測定可能な表現であるか、患者主体であるか、現実的な目標であるか、期限が設定されているかといった観点から各選択肢を判断します。
関連知識
看護過程の各段階(アセスメント、看護診断、目標設定、計画立案、実施、評価)におけるそれぞれの役割と相互関係、特に目標設定と評価の関連性。SMARTの原則。