最も高い照度を必要とするのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
手術野は、術者が患者の体腔内や組織の微細な構造を正確に識別し、精緻な操作を行うために最も高い照度を必要とします。不十分な照度は術者の視認性を低下させ、手術ミスや合併症のリスクを高めるため、極めて明るい照明が必須です。
選択肢ごとの解説
- 1. 病室は患者が安静を保ち、リラックスできる環境を提供するため、一般的に低い照度が設定されます。ただし、検査や処置の際には部分的に照度を上げる場合があります。正しくは:病室の照度は一般的に100〜200lx程度が適切で、読書や検査時には300〜500lx程度に調節できることが望ましい。混同注意:診察室や処置室の照度
- 2. 正解。手術野は、術野の微細な構造を正確に視認し、安全かつ精度の高い手術操作を行うために、最も高い照度(数万〜数十万lx)が求められます。これは医療施設内でも群を抜いて高い基準です。選びやすい理由:正答であるため選択しやすい。
- 3. トイレは安全性と清潔感を保つための照度が必要ですが、手術野のような極めて高い照度は不要です。一般的に、通常の室内照明と同程度の照度で十分です。正しくは:トイレの照度は一般的に100〜200lx程度が適切である。混同注意:病室や廊下の照度
- 4. 病棟の廊下は、患者やスタッフが安全に移動できることを目的としており、通常は比較的低い照度が設定されます。夜間はさらに照度を落として、患者の睡眠を妨げないように配慮されます。正しくは:病棟の廊下の照度は一般的に75〜100lx程度が適切であり、夜間はさらに減光される。混同注意:作業を行う場所(ナースステーションなど)の照度
国試ポイント
医療施設における各場所の適切な照度基準とその必要性。
混同注意
一般的な照明と専門的な医療照明(例えば検査用や手術用)の目的と基準の違い。
次に同じ論点が出たら
「精密な視作業を必要とする場所」や「安全性が最優先される場所」に注目して判断する。
関連知識
JIS Z 9110(照明基準総則)や医療法施行規則における照度基準。手術室の空気清浄度、温度・湿度管理、医療ガス設備など、他の環境基準。