平成28年(2016年)の国民生活基礎調査における通院者率が男女ともに最も高いのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第108回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
平成28年(2016年)の国民生活基礎調査における通院者率のデータでは、高血圧症が男女ともに最も高い割合を示していました。高血圧症は自覚症状が少ないことが多いですが、脳卒中や心臓病などの重篤な合併症を予防するために、定期的な医療機関への受診と管理が不可欠です。このため、多くの人々が継続的に通院している実態がこの調査結果に表れています。
選択肢ごとの解説
- 1. 糖尿病は通院者率が高い疾患ですが、高血圧症と比較すると、男女ともに最も高い割合ではありませんでした。正しくは:糖尿病も主要な慢性疾患であり通院を要しますが、この調査年では高血圧症が最も高い通院者率を示しました。選びやすい理由:糖尿病も有病率が高く定期的な通院が必要なため、誤って選択しがちです。混同注意:高血圧症と糖尿病は共に生活習慣病であり、混同しやすいですが、通院者率の統計では高血圧症が上回ります。
- 2. 腰痛症も通院を要する頻度の高い疾患ですが、男女ともに通院者率が最も高いというデータは得られていません。正しくは:腰痛症は多くの人が悩む症状ですが、この調査年における通院者率では高血圧症が最も高かったです。選びやすい理由:日常的に多くの人が経験し、整形外科受診の理由となるため、選択肢として魅力的かもしれません。混同注意:慢性的な痛みを伴う疾患として、通院の必要性を感じやすいですが、全体的な通院者率では高血圧症が上回ります。
- 3. 正解。平成28年(2016年)の国民生活基礎調査によると、高血圧症は男女ともに通院者率が最も高い疾患として報告されています。これは、高血圧症が国民の健康に広く影響を与え、継続的な管理が必要とされる慢性疾患であるためです。正しくは:この調査では、高血圧症が男女ともに最も通院者率が高い疾患でした。選びやすい理由:高血圧症は自覚症状が少ないこともありますが、合併症予防のために定期的な受診が推奨されるため、通院者率が高くなります。混同注意:生活習慣病の中でも特に有病率が高く、多くの人が日常的に治療を受けているため、統計的に最も高くなっています。
- 4. 眼の病気も通院を要するケースは多いですが、この調査年における男女ともに最も高い通院者率ではありませんでした。正しくは:眼の病気による通院も一般的ですが、全体の通院者率で比較すると高血圧症が最も高かったとされています。選びやすい理由:加齢とともに眼疾患が増加するため、多くの人が眼科を受診していると思われがちです。混同注意:眼科受診の機会は多いものの、国民全体での通院者率という点では、高血圧症の方が高いです。
国試ポイント
国民生活基礎調査は、国民の保健、医療、福祉、年金、所得などの実態を把握し、厚生労働行政の基礎資料を得ることを目的とした大規模な調査です。特に、傷病別の受療状況や通院者率は、公衆衛生や医療政策の立案において重要な指標となります。看護師国家試験では、このような国民の健康に関する最新の統計データを理解しているかが問われることがあります。
混同注意
糖尿病や腰痛症も通院者率が高い疾患ですが、2016年の調査では高血圧症が男女ともに最も高いという点で区別が必要です。生活習慣病は共通して高い通院者率を示しますが、その中でもどの疾患が最も高いかという特定のデータ知識が問われています。
次に同じ論点が出たら
今後も最新の国民生活基礎調査の結果が発表された際には、主要な疾患の通院者率や有訴者率の動向を把握しておくことが重要です。
関連知識
国民生活基礎調査は3年ごとに大規模調査、それ以外の年は簡易調査が行われます。通院者率だけでなく、有訴者率(自覚症状のある人の割合)や世帯構造、所得状況なども調査項目に含まれます。これらのデータは、看護の対象となる地域住民の健康課題を把握し、地域看護活動を計画する上で不可欠な情報源となります。