一般不妊治療はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
一般不妊治療は、タイミング法、排卵誘発法、そして人工授精(AIH: Artificial Insemination with Husband's sperm or AID: Artificial Insemination with Donor's sperm)を指します。人工授精は、精子を直接子宮内に注入することで受精の機会を増やす治療であり、高度生殖医療(ART: Assisted Reproductive Technology)の前段階として行われます。胚移植、顕微授精、体外受精は全てARTに分類され、より高度な医療介入を伴います。
選択肢ごとの解説
- 1. 胚移植は、体外受精や顕微授精によって得られた受精卵を子宮に戻す高度生殖医療(ART)の一部であり、一般不妊治療には含まれません。正しくは:一般不妊治療には含まれない選びやすい理由:「移植」という言葉から比較的簡易な治療を連想するかもしれないが、実際はART混同注意:人工授精と混同しがちだが、人工授精は精子を子宮内に入れるものであり、受精卵を戻す胚移植とは異なる
- 2. 顕微授精は、精子を直接卵子内に注入する方法で、体外受精の一種であり、高度生殖医療(ART)に分類されます。一般不妊治療には該当しません。正しくは:一般不妊治療には含まれない選びやすい理由:「授精」という言葉から自然妊娠に近いイメージを持つかもしれないが、実際は専門的な技術を要する混同注意:人工授精と混同しやすいが、顕微授精は体外で行われるのに対し、人工授精は体内で受精が試みられる点で異なる
- 3. 正解。人工授精は、採取した精子を女性の子宮内に直接注入し、体内での受精を促す治療法です。これは一般不妊治療(タイミング法、排卵誘発法、人工授精)に含まれます。
- 4. 体外受精は、採取した卵子と精子を体外で受精させ、受精卵を培養した後に子宮に戻す治療法です。これは高度生殖医療(ART)に分類され、一般不妊治療ではありません。正しくは:一般不妊治療には含まれない選びやすい理由:不妊治療として広く知られているため、一般不妊治療と誤解しやすい混同注意:人工授精と混同しやすいが、体外受精は体外で受精させるのに対し、人工授精は体内で受精を試みる点で異なる
国試ポイント
不妊治療の種類と段階(一般不妊治療と高度生殖医療の区別)を正確に理解しているかが問われています。各治療法の定義と適用範囲を区別することが重要です。
混同注意
人工授精と体外受精、顕微授精といった用語は混同されやすい。特に「授精」という言葉が共通するため注意が必要。
次に同じ論点が出たら
患者への説明の際、それぞれの治療法の位置づけや負担について適切に説明できるか。
関連知識
不妊治療のステップアップとして、まずタイミング法や排卵誘発法が試みられ、効果がない場合に人工授精へ進みます。さらに人工授精でも妊娠に至らない場合に、体外受精や顕微授精といった高度生殖医療が検討されます。