出生時からみられ、生後4か月ころに消失する反射はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
手掌把握反射は新生児期に強く見られる原始反射で、通常生後4~6か月頃に消失します。これは、赤ちゃんの手のひらに指を置くと、ぎゅっと握り返す反応です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。手掌把握反射は原始反射の一つで、新生児期から見られ、通常生後4~6か月頃に消失します。これは赤ちゃんの掌に触れると指を曲げて強く握る反射です。
- 2. 足底把握反射は原始反射ですが、生後9~12か月頃まで持続することが多く、問題文の「生後数か月ころに消失する」という条件には合致しません。正しくは:足底把握反射は通常、生後9~12か月頃まで持続します。選びやすい理由:手掌把握反射と似た名前なので、原始反射であることは認識しやすいですが、消失時期が異なります。混同注意:手掌把握反射の消失時期と混同しやすいです。
- 3. パラシュート反射は立ち直り反応の一つで、通常生後7~9か月頃に出現し、消失することなく生涯にわたって保持される姿勢反射です。問題文の「出生時からみられ、生後数か月ころに消失する」という条件に当てはまりません。正しくは:パラシュート反射は生後7~9か月頃に出現し、生涯持続する姿勢反射です。選びやすい理由:反射という言葉から原始反射の一つだと誤解しやすいかもしれません。混同注意:原始反射と姿勢反射の区別、およびそれぞれの出現・消失時期と混同しやすいです。
- 4. バビンスキー反射は新生児期から乳児期に見られますが、通常生後12か月頃までに消失し、消失時期が生後数か月とは異なります。また、成人で出現する場合は錐体路障害を示唆する病的反射となります。正しくは:バビンスキー反射は通常、生後12か月頃までに消失します。選びやすい理由:新生児から見られる反射であるため、原始反射の一つであると認識しやすいですが、消失時期が設問の条件と異なります。混同注意:他の原始反射の消失時期と混同しやすいです。また、病的な反射との関連で誤解を招く可能性もあります。
国試ポイント
この問題は、主要な原始反射の名称、出現時期、そして消失時期を正確に理解しているかを問うものです。特に、消失時期がポイントとなります。
混同注意
原始反射には多くの種類があり、それぞれの出現・消失時期が似ていたり、名称が類似していたりするため、混同しやすいです。特に手掌把握反射と足底把握反射の消失時期の違い、姿勢反射との区別が重要です。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が出た場合、各原始反射の具体的な定義、発生・消失時期、そしてそれらが乳児の発達段階とどのように関連しているかについて深く問われる可能性があります。姿勢反射(立ち直り反応など)との違いも重要です。
関連知識
モロー反射(生後3~4か月消失)、探索反射(生後3~4か月消失)、吸啜反射(生後6か月頃まで)、非対称性緊張性頸反射(ATNR、生後3~6か月消失)なども、発生時期と消失時期を合わせて理解しておく必要があります。また、消失しなかった場合の異常性についても理解が求められます。