無尿の定義となる1日の尿量はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
無尿は、一般的に成人において1日の尿量が100mL未満であると定義されています。これは腎機能の重度な障害や尿路閉塞などの緊急性の高い状態を示します。乏尿(oliguria)は1日の尿量が400mL未満を指し、無尿はそれよりもさらに重篤な状態です。
選択肢ごとの解説
- 1. 無尿は厳密には尿量がゼロとは限らず、極めて少ない状態を指します。0mLは多くの場合、透析中の患者など、尿が全く出ない状況を想定したものですが、一般的な無尿の定義とは異なります。正しくは:無尿の定義は、1日の尿量が100mL未満であることとされています。選びやすい理由:尿が全く出ない状態を「無尿」と直感的に捉えがちですが、医学的な定義は異なります。混同注意:乏尿(400mL未満)と混同しやすいが、無尿はそれよりさらに少ない状態を指す。
- 2. 正解。無尿の医学的定義は、成人において24時間あたりの尿量が100mL未満である状態を指します。これは腎機能の重度な障害や尿路閉塞などで生じます。
- 3. 400mL未満は乏尿の定義です。無尿は乏尿よりもさらに尿量が少ない状態を指し、腎機能障害の重症度がより高いことを示唆します。正しくは:400mL未満は「乏尿」の定義です。無尿は100mL未満とされています。選びやすい理由:乏尿と無尿を混同する可能性がある。両者の違いを正確に理解していない場合、この選択肢を選びやすい。混同注意:無尿(anuria)と乏尿(oliguria)の医学的な定義を混同しやすい。乏尿は尿量が減少している状態を指す。
- 4. 700mL未満は一般的な乏尿の基準よりも高い値であり、正常範囲内の変動や軽度の尿量減少を指すことはありますが、無尿の定義には当てはまりません。正しくは:700mL未満は無尿の定義には該当しません。無尿は100mL未満とされています。選びやすい理由:具体的な数値の記憶が曖昧な場合、乏尿の基準と混同したり、感覚的に少ないと感じる範囲で選んでしまう可能性がある。混同注意:正常な尿量(約1000〜2000mL/日)と比べて少ない値ではあるが、無尿の定義ではない。
国試ポイント
本問題は、尿量の医学的定義、特に「無尿」と「乏尿」の明確な違いを理解しているかを問うものです。基本的な病態生理学の知識が求められます。数値の正確な記憶が重要です。
混同注意
無尿(anuria)と乏尿(oliguria)の定義。無尿は100mL未満、乏尿は400mL未満と覚える必要があります。どちらも腎機能障害の指標となりますが、重症度が異なります。
次に同じ論点が出たら
無尿の患者に遭遇した場合、次にどのような緊急処置やアセスメントが必要か。例えば、原因の特定(腎前性、腎性、腎後性)、電解質バランスの評価、水分管理、透析の検討など。
関連知識
正常な1日の尿量(約1000~2000mL)、多尿(2500mL以上)、乏尿(400mL未満)、無尿(100mL未満)の各定義と、それぞれの状態が示す疾患や病態を関連付けて学習することが重要です。