飛沫感染するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
インフルエンザは、感染者が咳やくしゃみをした際に放出される飛沫に含まれるウイルスを、周囲の人が口や鼻から吸い込むことによって感染します。これは飛沫感染の典型的な例です。
選択肢ごとの解説
- 1. 疥癬は接触感染(直接的または間接的)によって伝播します。飛沫感染はしません。正しくは:疥癬は接触感染によって伝播する疾患である。選びやすい理由:皮膚疾患であるため、広がり方を誤解しやすい。混同注意:接触感染と飛沫感染の区別が曖昧だと誤答する。
- 2. コレラは経口感染(糞口感染)によって伝播します。汚染された水や食物の摂取が主な感染経路です。正しくは:コレラは経口感染(糞口感染)によって伝播する疾患である。選びやすい理由:食中毒と関連するため、飛沫感染と誤解しやすいかもしれない。混同注意:経口感染と飛沫感染の区別が曖昧だと誤答する。
- 3. A型肝炎は経口感染(糞口感染)によって伝播します。汚染された水や食物、または感染者の便に触れた手を介して感染が広がります。正しくは:A型肝炎は経口感染(糞口感染)によって伝播する疾患である。選びやすい理由:肝炎の種類が多く、感染経路を混同しやすい。混同注意:経口感染と飛沫感染の区別、および他の肝炎ウイルスとの感染経路の違いが曖昧だと誤答する。
- 4. 正解。インフルエンザは、感染者の咳やくしゃみによって放出される飛沫を吸い込むことで感染が拡大します。これは典型的な飛沫感染の例です。正しくは:インフルエンザは飛沫感染によって伝播する疾患である。選びやすい理由:空気感染と混同しやすいが、飛沫核が空気中を漂う空気感染とは異なる。混同注意:飛沫感染と空気感染の区別が曖昧だと、他の選択肢に迷う可能性がある。
国試ポイント
感染経路に関する基本的な知識(飛沫感染、接触感染、経口感染、空気感染など)を正確に理解しているかが問われます。特に、それぞれの感染経路に該当する代表的な疾患を覚えることが重要です。
混同注意
飛沫感染と空気感染の区別。飛沫感染は比較的大きな粒子(5μm以上)が短距離(約1〜2m)を移動して感染するのに対し、空気感染は微小な粒子(5μm未満)が空気中を長時間漂い、より遠くまで移動して感染する。
次に同じ論点が出たら
各感染経路に応じた適切な感染対策(標準予防策に加え、飛沫予防策、接触予防策、空気予防策など)を理解しているか。
関連知識
感染経路別の代表的な疾患例: ・接触感染:MRSA、緑膿菌、疥癬、ノロウイルスなど ・飛沫感染:インフルエンザ、風疹、おたふくかぜ、百日咳など ・空気感染:麻疹、水痘、結核など ・経口感染(糞口感染):コレラ、A型肝炎、サルモネラ菌感染症、病原性大腸菌感染症など