配偶者暴力相談支援センターの機能はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
配偶者暴力相談支援センターは、配偶者からの暴力の被害者に対して、相談対応、緊急時の一時保護の実施や紹介、自立のための情報提供や関係機関との連携など多岐にわたる支援を行います。この中で「一時保護」は、被害者の生命と身体の安全を確保するための最も直接的で重要な機能の一つです。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。配偶者暴力相談支援センターは、配偶者からの暴力の被害者に対して、緊急時の一時保護を行う施設を紹介したり、自ら一時保護施設を運営したりする機能を持っています。これは、被害者の安全を確保するための重要な役割です。正しくは:この選択肢は配偶者暴力相談支援センターの主要な機能の一つであり、正しい記述です。選びやすい理由:他の選択肢も支援内容として考えられるが、配偶者暴力相談支援センターの直接的な機能とは異なる。混同注意:他の選択肢も広義の支援に含まれるが、センターの直接的な機能に限定すると、一時保護が最も適切。
- 2. 配偶者暴力相談支援センターの直接的な機能には、就労の仲介や斡旋は含まれません。被害者が自立するために就労支援が必要となるケースはありますが、それはハローワークなど別の専門機関との連携によって行われるものです。正しくは:就労の仲介は、配偶者暴力相談支援センターの直接的な機能ではなく、関連機関との連携によって提供される支援です。選びやすい理由:被害者の経済的自立は重要な要素であり、就労支援も必要であると考えるかもしれない。混同注意:被害者支援全体の中では就労支援も重要だが、センターの主たる機能とは異なる。
- 3. 配偶者暴力相談支援センターは、医療機関ではないため、身体的な外傷の治療を直接行うことはできません。被害者が外傷を負っている場合は、医療機関への受診を促し、連携を図ることが役割となります。正しくは:外傷の治療は医療機関の役割であり、配偶者暴力相談支援センターの直接的な機能ではありません。選びやすい理由:暴力被害には外傷が伴うことが多いため、治療も支援の一部と誤解しやすい。混同注意:医療的ケアは重要だが、センターの役割は医療提供ではなく、医療機関への橋渡し。
- 4. 配偶者暴力相談支援センターは、生活資金の給付を直接行う機関ではありません。生活保護制度の利用や、緊急小口資金貸付制度などの情報提供や申請支援は行いますが、資金を直接支給することはありません。正しくは:生活資金の給付は、自治体や福祉機関の役割であり、配偶者暴力相談支援センターの直接的な機能ではありません。選びやすい理由:被害者が経済的に困窮している状況を考慮すると、生活資金の支援も必要だと考えるかもしれない。混同注意:経済的支援は重要だが、センターは資金提供ではなく、適切な制度への接続支援を行う。
国試ポイント
配偶者暴力相談支援センターの役割に関する基本的な知識が問われています。特に、緊急時の安全確保に関わる機能と、その他の専門機関が担う機能との区別を理解していることが重要です。
混同注意
各選択肢は、被害者支援において必要となる要素を含んでいますが、配偶者暴力相談支援センターが直接的に担う機能か、あるいは他の専門機関と連携して支援する内容であるかを明確に区別する必要があります。
次に同じ論点が出たら
このセンターが提供する支援の具体的な内容と、他の専門機関(医療機関、警察、福祉事務所など)との連携の仕組みを詳細に理解しておくことが求められます。
関連知識
配偶者暴力防止法(DV防止法)に基づく支援体制、婦人相談所、一時保護施設、生活保護制度、ハローワークなど関連機関の機能。配偶者暴力相談支援センターは、地方公共団体に設置される場合と、婦人相談所がその機能を兼ねる場合があります。