廃棄する物とその区分との組合せで正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
医療機関から排出される血液が付着したメスは、感染源となる可能性があり、かつ鋭利物であるため、感染性産業廃棄物として適切に処理する必要があります。特に針やメスなどの鋭利な医療器具は「針等」として厳重な管理が求められます。
選択肢ごとの解説
- 1. 滅菌パックの外袋は、中身が滅菌済みであるため感染性がなく、プラスチックや紙類として「非感染性一般廃棄物」に分類されます。正しくは:非感染性一般廃棄物選びやすい理由:医療機関から出るため、全て産業廃棄物と考えてしまうかもしれない。混同注意:感染性廃棄物と非感染性廃棄物の区別。
- 2. エックス線フィルムは、現像処理後に有害な銀を含んだ現像液を使用することや、廃プラスチックとして排出されるため、「産業廃棄物」に分類されます。正しくは:産業廃棄物選びやすい理由:紙やプラスチックのように見えるため、一般廃棄物と誤解しやすい。混同注意:有害物質を含む廃棄物とそうでない廃棄物の区別。
- 3. 正解。メスは鋭利な医療器具であり、血液が付着している場合は感染源となるリスクが高く、また病院等の事業者から排出されるため、「感染性産業廃棄物」として適切に処理される必要があります。
- 4. pH12.5以上の強アルカリ性廃液は、腐食性があり有害性廃棄物(特別管理産業廃棄物)に分類されますが、感染性があるわけではありません。また、事業所から排出されるため、「感染性一般廃棄物」ではなく「産業廃棄物(特別管理産業廃棄物)」に該当します。正しくは:特別管理産業廃棄物選びやすい理由:有害性があるため、感染性もあると混同しやすい。混同注意:感染性廃棄物と有害性廃棄物の区別、一般廃棄物と産業廃棄物の区別。
国試ポイント
医療廃棄物の適切な分類について、感染性の有無、有害性(腐食性、毒性など)の有無、排出源(家庭か事業所か)、形状(鋭利物か否か)を正確に理解しているかを問う問題です。特に感染性廃棄物と非感染性廃棄物、一般廃棄物と産業廃棄物の違いを明確に区別できるかが重要となります。
混同注意
感染性廃棄物と有害性廃棄物、一般廃棄物と産業廃棄物、特別管理産業廃棄物。
次に同じ論点が出たら
今後も、具体的な医療廃棄物の例を挙げて、その適切な分類(例:感染性の有無、産業/一般、特別管理の有無)を問う問題が出題される可能性が高いです。特に、見た目では感染性かどうかの判断が難しいものや、特定の有害物質を含むものに注意して学習する必要があります。
関連知識
医療廃棄物の処理は、廃棄物処理法および関連法規(感染性廃棄物処理マニュアルなど)に基づいて行われます。感染性廃棄物は、感染性一般廃棄物と感染性産業廃棄物に分けられ、それぞれ処理方法が異なります。また、特別管理産業廃棄物には、感染性廃棄物の他に、PCB廃棄物、廃アスベスト、強酸・強アルカリ性廃液などが含まれます。