眼球に入る光の量を調節するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
虹彩は瞳孔の大きさを調節する役割を担っており、これにより眼球内に入る光の量を増減させることができます。明るい場所では瞳孔を小さくして光の量を減らし、暗い場所では瞳孔を大きくして光の量を増やします。
選択肢ごとの解説
- 1. 角膜は眼球の最前面にある透明な膜で、光を透過させ、屈折させる主要な部分ですが、光量を調節する機能はありません。正しくは:角膜は光の屈折と保護に関与します。選びやすい理由:眼球の最も外側にあるため、光の入り口として関連があると思われがちです。混同注意:瞳孔や虹彩の機能と混同しやすいですが、これらは光量調節に関与します。
- 2. 正解。虹彩は瞳孔の大きさを変化させることで、眼球内に入る光の量を調節する役割を担っています。光が強いときは瞳孔を収縮させ、光が弱いときは瞳孔を拡大させます。正しくは:正しい選択肢です。
- 3. 瞳孔は虹彩の中央にある穴であり、光が通過する開口部そのものです。瞳孔自体の大きさは虹彩によって調節されますが、瞳孔そのものが能動的に光量を調節するわけではありません。正しくは:瞳孔は光が通過する「穴」であり、その大きさを変えるのが虹彩の役割です。選びやすい理由:「瞳孔が開く」「瞳孔が縮む」といった表現から、瞳孔が光量調節の主体であると誤解しやすいです。混同注意:虹彩と瞳孔の関係性が混同されやすいです。虹彩が「絞り」、瞳孔が「絞りの穴」と考えると理解しやすいでしょう。
- 4. 水晶体は透明なレンズであり、遠近のピント調節(調節作用)を主な機能とします。光量を調節する機能はありません。正しくは:水晶体は光の屈折を変化させ、網膜上に焦点を合わせることでピント調節を行います。選びやすい理由:レンズの役割を果たすため、光の調節全般に関与すると考えられやすいです。混同注意:虹彩や毛様体との役割が混同されやすいですが、それぞれ機能が異なります。
- 5. 毛様体は水晶体の厚さを変化させることで、ピント調節に関与します。また、房水の産生も行いますが、光量を調節する機能はありません。正しくは:毛様体は水晶体の厚さを変えることで、眼のピント調節に寄与します。選びやすい理由:水晶体と連動して働くため、光の調節全般に関与すると誤解されやすいです。混同注意:虹彩や瞳孔の機能と混同しやすいですが、毛様体はピント調節と房水産生が主な機能です。
国試ポイント
眼球の各部位の名称と、それぞれの機能(光の透過、屈折、調節、光量調節、ピント調節など)を正確に理解しているかが問われる基本的な問題です。特に、虹彩と瞳孔、水晶体と毛様体の機能の違いを混同しないことが重要です。
混同注意
虹彩と瞳孔の機能。瞳孔は光の通り道であり、その開口部を調節するのが虹彩である。水晶体と毛様体の機能。水晶体はレンズであり、毛様体はその厚さを変えることでピント調節を補助する。
次に同じ論点が出たら
今後、同様の論点が出題された場合、眼球の各部位の機能だけでなく、眼の疾患(例:緑内障、白内障)とその症状、治療法など、関連する臨床知識と結びつけて問われる可能性があります。
関連知識
眼球の構造(角膜、虹彩、瞳孔、水晶体、毛様体、網膜、視神経など)、光の屈折と焦点、視力調節のメカニズム、房水の循環。