最終代謝産物に尿酸が含まれるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
核酸を構成するプリン塩基(アデニン、グアニン)は体内で代謝され、最終的にキサンチンオキシダーゼという酵素の作用によって尿酸へと変換されます。この尿酸は主に腎臓から排泄されます。したがって、核酸の代謝産物には尿酸が含まれます。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。核酸(DNAやRNA)を構成するプリン塩基(アデニン、グアニン)の代謝最終産物が尿酸です。
- 2. リン脂質は、グリセロール、脂肪酸、リン酸、およびアルコールから構成される脂質の一種です。その分解産物は主に脂肪酸、グリセロール、リン酸などであり、尿酸は生成されません。正しくは:リン脂質の分解産物は、グリセロール、脂肪酸、リン酸、コリンなどです。選びやすい理由:生体内の重要な物質であるため、代謝産物に関する知識が曖昧だと選びやすいかもしれません。混同注意:他の生体分子の代謝経路と混同されることがあります。
- 3. 中性脂肪(トリグリセリド)は、グリセロールと3分子の脂肪酸から構成されます。その分解産物は主に脂肪酸とグリセロールであり、これらがさらに代謝されて最終的に水と二酸化炭素になりますが、尿酸は生成されません。正しくは:中性脂肪の分解産物は脂肪酸とグリセロールです。選びやすい理由:脂質代謝も重要なため、関連付けて選びたくなる可能性があります。混同注意:プリン体代謝経路と脂質代謝経路の混同。
- 4. グルコースは糖質であり、解糖系やクエン酸回路を経て最終的に水と二酸化炭素、エネルギーに分解されます。尿酸は生成されません。正しくは:グルコースの最終代謝産物は水と二酸化炭素です。選びやすい理由:基本的なエネルギー源であるため、代謝経路に詳しくないと誤って選択する可能性があります。混同注意:糖代謝と核酸代謝の混同。
- 5. コレステロールはステロイド骨格を持つ脂質の一種であり、胆汁酸やステロイドホルモンの材料となります。分解産物として尿酸は生成されません。正しくは:コレステロールの主な排泄経路は胆汁酸としての便中排泄です。選びやすい理由:これも重要な生体分子であるため、代謝産物を混同しやすいかもしれません。混同注意:コレステロールの代謝経路と尿酸の代謝経路の混同。
国試ポイント
生体内の主要な有機物質(糖質、脂質、タンパク質、核酸)の基本的な代謝経路とその最終代謝産物に関する知識が問われています。特に、核酸のプリン塩基代謝と尿酸生成の関係は高尿酸血症や痛風の病態生理を理解する上で重要です。
混同注意
生体内の主要な栄養素の代謝最終産物(例:糖質はCO2とH2O、タンパク質は尿素)と、核酸の代謝産物である尿酸とを混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出た場合、各栄養素(糖質、脂質、タンパク質、核酸)が最終的にどのような形になって体外に排泄されるのか、または主要な生理活性物質に変換されるのかを正確に理解しているかを確認します。
関連知識
痛風、高尿酸血症の病態、プリン体豊富な食品、キサンチンオキシダーゼ阻害薬の作用機序。アミノ酸代謝の最終産物は尿素(肝臓で生成)。