母子保健統計の算出方法で出生数を分母としているのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
乳児死亡率は、特定の期間における出生数1,000に対して、生後1年未満で死亡した乳児数で計算されるため、出生数が分母となります。他の選択肢は、出産数(生産数と死産数を合わせたもの)や妊娠満22週以後の死産数を分母として計算されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 妊娠満22週以後の死産率は、出産(生産+死産)を分母とし、妊娠満22週以後の死産数を分子として算出されます。出生数は分母ではありません。正しくは:この指標の分母は『出産数(生産数+死産数)』です。選びやすい理由:母子保健の重要な指標であるため、出生数との関連性を混同しやすい。混同注意:死産数は出産に関連するが、分母が生産数(出生数)ではない点。
- 2. 周産期死亡率は、出産(生産+妊娠満22週以後の死産)を分母とし、妊娠満22週以後の死産数と早期新生児死亡数を合計したものを分子として算出されます。出生数は分母ではありません。正しくは:この指標の分母は『出産数(生産数+妊娠満22週以後の死産数)』です。選びやすい理由:新生児の死亡を含むため、出生数と関連が深いように思える。混同注意:周産期死亡率も出産総数を分母とすることと、早期新生児死亡という概念。
- 3. 正解。乳児死亡率は、特定の期間の出生数を分母とし、その期間に生後1年未満で死亡した乳児の数を分子として算出されます。このため、出生数が分母となります。正しくは:この選択肢は正しいです。選びやすい理由:乳児死亡は出生後の出来事であり、出生数との関連が直接的であるため。混同注意:他の死亡率の計算式と比較して、分母が出生数である点が明確。
- 4. 死産率は、出産数(出生数+死産数)千対の死産数で算出する指標であり、分母は出生数ではありません。選びやすい理由:死産という言葉から出生に関連すると考えがちですが、分母は異なる。
国試ポイント
母子保健統計の基本的な指標とその算出方法を正確に理解しているかが問われています。特に、どの指標が『出生数』を分母とするかを覚えることが重要です。
混同注意
周産期死亡率や死産率は、出生に関連するが分母は出産数(生産数+死産数)であるため、混同しやすい。乳児死亡率だけが出生数を分母とする点で区別する必要がある。
次に同じ論点が出たら
各指標の定義と分母・分子を正確に覚えているかを確認する。
関連知識
新生児死亡率(出生数に対する早期・後期新生児死亡数)、妊産婦死亡率(出産数に対する妊産婦死亡数)。