日本における母の年齢階級別出生率の推移を図に示す。図の矢印で示してある年齢階級はどれか。

選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第108回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
下図は日本における母親の年齢階級別出生率の推移を示しており、矢印で示されている曲線は、2000年代に入ってから他の年齢階級を上回り、最も高い出生率を示している層です。これは近年の日本における晩婚化・晩産化の傾向を反映し、30〜34歳が出産の中心年齢層となっていることを表しています。
選択肢ごとの解説
- 1. この年齢層の出生率は、図中では比較的低く、推移も矢印の示す曲線とは異なります。正しくは:図の矢印が示すのは、2000年代以降に出生率が他の若い年齢層より高い値で推移し、かつ高齢出産化の傾向を示す曲線です。選びやすい理由:グラフの左側に位置する年齢階級であり、若年層を示す選択肢として混同しやすい可能性があります。混同注意:図の最も低い年齢層の曲線と混同する可能性があります。
- 2. この年齢層の出生率は、過去には主要な出産年齢層でしたが、近年は30代前半の出生率を下回る傾向にあります。図中の矢印の曲線とは一致しません。正しくは:図の矢印が示すのは、2000年代以降に出生率が最も高くなり、かつ高齢出産化の傾向を示す曲線です。選びやすい理由:かつての主要な出産年齢層であり、現在も一定の出生率を持つため、全体的な傾向を誤って解釈すると選びやすいかもしれません。混同注意:図中で最も高いピークを示していた時期のある年齢層の曲線と混同する可能性があります。
- 3. 正解。図の矢印で示される曲線は、2000年代以降に他の年齢層を上回り、最も高い出生率を示している年齢階級の推移です。これは日本における近年の晩婚化・晩産化の傾向を反映した30〜34歳層の出生率の特徴と一致します。
- 4. この年齢層の出生率は近年上昇傾向にありますが、図中の矢印で示される曲線(最も高い出生率の曲線)よりも低い位置で推移しています。正しくは:図の矢印が示すのは、35〜39歳よりもさらに出生率が高く、かつ高齢出産化の傾向を示す曲線です。選びやすい理由:晩婚化・晩産化の傾向を考慮すると、この年齢層の出生率も上昇しているため、正答と誤解しやすいかもしれません。しかし、矢印の曲線はさらに高い出生率を示しています。混同注意:高齢出産の増加という一般的な傾向から、この年齢層が最も出生率が高いと誤解する可能性があります。
国試ポイント
日本の人口動態、特に晩婚化・晩産化による出生率の年齢構成の変化に関する知識が問われています。統計グラフを正確に読み取り、社会の現状と結びつける能力が必要です。
混同注意
各年齢階級の出生率がどのように推移しているかを正確に把握していないと、類似した曲線の多いグラフの中から正解を特定するのが難しい場合があります。特に20代後半から30代後半にかけての年齢層が混同されやすいです。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合、各年齢階級の出生率が年次でどのように変化しているか、特にピークがどの年齢層にシフトしているかに注目して判断します。
関連知識
日本の合計特殊出生率の推移、初産年齢の国際比較、晩婚化・晩産化の社会的背景、少子化対策、出生率の年齢階級別内訳のトレンド。