高齢者の基本的日常生活動作〈BADL〉で評価する内容はどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1・3番
解説
基本的日常生活動作(BADL)は、食事、更衣、整容、排泄、入浴、移動など、生活を送る上で最低限必要な基本的な身体活動を指します。選択肢1の「身だしなみを整えること(整容)」と選択肢3の「階段を上り下りすること(階段昇降を含む移動)」はBADLの代表的な評価項目です。一方、意思疎通、金銭管理、服薬管理などは、より高次な生活機能である手段的日常生活動作(IADL)の評価項目に含まれます。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。整容は食事や更衣と同じく、日常生活を送る上で不可欠な基本的な動作であり、BADLの重要な評価項目です。
- 2. 意思疎通は、IADL(手段的日常生活動作)や認知機能の評価項目には含まれますが、BADL(基本的日常生活動作)の直接的な評価項目ではありません。正しくは:意思疎通はIADLや認知機能の評価項目である。選びやすい理由:日常生活において重要であるため、BADLの一部と誤解しやすい。混同注意:IADL(手段的日常生活動作)と混同しやすい。
- 3. 正解。階段昇降は移動能力の一部であり、日常生活における基本的な身体活動としてBADLに含まれる評価項目です。
- 4. 金銭管理は、複雑な思考や社会的な判断を伴う活動であり、IADL(手段的日常生活動作)の評価項目です。BADLには含まれません。正しくは:金銭管理はIADLの評価項目である。選びやすい理由:日常生活で必須であるため、BADLの一部と誤解しやすい。混同注意:IADL(手段的日常生活動作)と混同しやすい。
- 5. 服薬管理は、判断力や計画性が必要とされる活動であり、IADL(手段的日常生活動作)の評価項目です。BADLには含まれません。正しくは:服薬管理はIADLの評価項目である。選びやすい理由:自身の健康管理に不可欠なため、BADLの一部と誤解しやすい。混同注意:IADL(手段的日常生活動作)と混同しやすい。
国試ポイント
高齢者の日常生活動作の評価尺度であるBADLとIADLの具体的な項目を正確に理解しているかが問われます。それぞれの概念と代表的な内容を区別できるように学習することが重要です。
混同注意
BADL(基本的日常生活動作)とIADL(手段的日常生活動作)の区別。特にIADLの項目がBADLに含まれると誤解しやすい。
次に同じ論点が出たら
今後、IADLで評価する内容に関する問題が出た際に、今回のBADLとの違いを明確に判断できるか。
関連知識
ADL評価の主要な尺度として、Barthel Index(バーセルインデックス)やFIM(機能的自立度評価表)などがある。これらの尺度で具体的にどのような項目が評価されるのかを合わせて学習すると理解が深まります。