喫煙指数(Brinkman〈ブリンクマン〉指数)を算出するために、喫煙年数のほかに必要なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第112回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
ブリンクマン指数は、能動喫煙による健康リスクを評価するための指標であり、『1日の喫煙本数(本)× 喫煙年数(年)』という計算式で算出されます。そのため、喫煙年数に加えて1日あたりの喫煙本数が必要不可欠です。
選択肢ごとの解説
- 1. 喫煙開始年齢自体はブリンクマン指数の計算に直接必要ありません。喫煙年数は別途考慮されます。正しくは:喫煙年数が分かれば開始年齢は直接関係ありません。選びやすい理由:喫煙歴の一部なので関連性があるように見えるかもしれません。混同注意:生涯喫煙量や喫煙期間の長さと混同しやすいです。
- 2. ブリンクマン指数は能動喫煙の影響を評価するものであり、受動喫煙の年数は計算に含まれません。正しくは:ブリンクマン指数は能動喫煙の指標です。選びやすい理由:受動喫煙も健康に悪影響を与えるため、喫煙関連指標として考慮すべきと誤解されやすいです。混同注意:能動喫煙と受動喫煙を混同しやすいです。ブリンクマン指数はあくまで本人の能動的な喫煙量です。
- 3. 家庭内の喫煙者数は、ブリンクマン指数の計算には直接関係ありません。これも受動喫煙に関連する情報です。正しくは:これは受動喫煙のリスク評価にはなりえますが、ブリンクマン指数には用いられません。選びやすい理由:家庭環境が喫煙行動に影響を与える、あるいは受動喫煙源になるという点で関連性があるように見えるかもしれません。混同注意:本人の喫煙量と周囲の環境要因を混同しやすいです。
- 4. 正解。ブリンクマン指数は「1日の喫煙本数 × 喫煙年数」で計算されます。したがって、喫煙年数に加え、1日の平均喫煙本数が必須の情報となります。正しくは:この情報がブリンクマン指数の計算に不可欠です。選びやすい理由:正答肢です。
国試ポイント
ブリンクマン指数の計算式を正確に理解しているか、また能動喫煙と受動喫煙の評価指標を区別できるかが問われています。基本的な健康指標の知識が求められます。
混同注意
喫煙開始年齢(生涯喫煙本数の推測には役立つが、指数計算には不要)、受動喫煙の有無や期間(能動喫煙の指標ではない)など、喫煙に関連する他の情報と混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出た場合、喫煙指数だけでなく、飲酒量(エタノール換算)やBMIといった他の主要な健康指標の計算方法や意味についても確認しましょう。また、健康増進法における喫煙に関する規定や、禁煙支援の看護についても押さえておく必要があります。
関連知識
ブリンクマン指数が200を超えると肺がんのリスクが高まると言われる。COPD(慢性閉塞性肺疾患)の診断や予後予測にも用いられる重要な指標。禁煙指導においても目標設定やモチベーション維持に活用される。