オートクレーブによる滅菌法はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
オートクレーブは、加圧された蒸気の熱を利用して微生物を死滅させる装置であり、この滅菌法は高圧蒸気滅菌と呼ばれます。これは一般的な熱湿潤滅菌法で、医療現場で広く用いられています。
選択肢ごとの解説
- 1. 乾熱滅菌は、乾燥した高温の空気を利用する滅菌法であり、オートクレーブは使用しません。主にガラス器具や金属製品など、水に弱いものや湿気に触れさせたくないものの滅菌に用いられます。正しくは:オートクレーブは乾熱滅菌ではなく、高圧蒸気滅菌に分類されます。選びやすい理由:滅菌という共通の目的があるため、混同しやすいかもしれません。混同注意:高圧蒸気滅菌と乾熱滅菌の違い(湿熱か乾熱か、温度や時間)
- 2. プラズマ滅菌は、過酸化水素をプラズマ状態に励起させて滅菌する方法であり、熱に弱い医療器具などに適用されます。オートクレーブとは原理も装置も異なります。正しくは:オートクレーブはプラズマ滅菌法とは異なります。選びやすい理由:近年開発された滅菌法として知識はあるものの、オートクレーブとは別の原理です。混同注意:高圧蒸気滅菌とプラズマ滅菌の適用範囲(熱に強いものか弱いものか)
- 3. 正解。オートクレーブは、高い圧力と飽和水蒸気を利用して微生物を死滅させる滅菌装置です。この方法は「高圧蒸気滅菌」と呼ばれ、最も一般的で確実な滅菌法の一つです。正しくは:この選択肢は正しいです。選びやすい理由:オートクレーブの基本原理を理解していれば正答できます。混同注意:他の滅菌法との違いを明確に理解しているか
- 4. 酸化エチレンガス滅菌は、エチレンオキシドガスを用いて常温・常圧下で滅菌を行う方法で、熱や湿気に弱い医療機器に用いられます。オートクレーブとは滅菌剤の種類や環境が全く異なります。正しくは:オートクレーブは酸化エチレンガス滅菌ではありません。選びやすい理由:これも滅菌法の一つであり、選択肢として提示されると迷う可能性があります。混同注意:高圧蒸気滅菌と酸化エチレンガス滅菌の適用範囲(熱に強いものか弱いものか、ガスか蒸気か)
国試ポイント
医療現場で用いられる主要な滅菌法と、それぞれの原理、および代表的な装置との組み合わせを正確に理解しているかを問う問題です。特にオートクレーブ=高圧蒸気滅菌は基礎知識として必須です。
混同注意
様々な滅菌法の名称と原理、適用対象が混同されやすいです。乾熱滅菌、ガス滅菌(酸化エチレン、ホルムアルデヒド)、プラズマ滅菌、放射線滅菌など、それぞれの特徴を区別できるように学習する必要があります。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出た場合、各滅菌法(乾熱、ガス、プラズマ等)の具体的な適用例や、熱に弱い器具、熱に強い器具がどの滅菌法に適しているか、といった応用的な知識が問われる可能性があります。
関連知識
滅菌と消毒の違い、滅菌の条件(温度、時間、圧力)、滅菌物の包装方法、滅菌インジケーターの種類と使用目的、各滅菌法のメリット・デメリット、滅菌適応の判断基準(クリティカル、セミクリティカル、ノンクリティカル器具)。