児童相談所について正しいのはどれか。2つ選べ。
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出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2・4番
解説
児童相談所は、児童福祉法に基づいて設置され、児童のあらゆる問題(虐待、非行、不登校、障害など)に関する相談を受け、専門的な支援を行います。そのため、児童福祉司の配置は必須であり、知的障害を持つ児童に関する相談もその業務範囲に含まれます。一方で、設置主体は地方公共団体であり、保護者の一時保護は行わず、一般的な保健衛生知識の普及は保健所や保健センターの役割です。
選択肢ごとの解説
- 1. 児童相談所は、都道府県、指定都市、中核市、児童相談所設置市が設置する地方公共団体の機関であり、国が直接設置するものではありません。正しくは:児童相談所は、都道府県や指定都市などが設置する地方公共団体の機関である。選びやすい理由:国の制度である児童福祉法に基づく機関であるため、国が直接設置すると誤解されやすい。混同注意:児童福祉法や国の施策と、実際の設置主体を混同しやすい。
- 2. 正解。児童福祉法第12条に基づき、児童相談所には児童福祉司を配置することが義務付けられています。児童福祉司は、児童や保護者の相談に応じ、専門的な援助を行う重要な役割を担います。
- 3. 児童相談所の一時保護は、虐待を受けている、または受ける恐れのある児童、非行のある児童、その他保護を必要とする児童を対象とします。保護者を一時保護する機能はありません。正しくは:児童相談所の一時保護は、保護を必要とする児童を対象とする。選びやすい理由:児童や家庭全体への支援を行うため、保護者も一時保護の対象になるのではないかと誤解されやすい。混同注意:児童の一時保護と、保護者への支援や介入を混同しやすい。
- 4. 正解。児童相談所は、児童福祉法に基づき、身体障害、知的障害、精神障害を含む全ての障害を持つ児童に関する相談や支援を行う役割を担っています。療育手帳の判定支援なども行います。
- 5. 児童相談所は、児童福祉の専門機関であり、児童の虐待、非行、不登校、障害などの専門的な相談や支援が主な役割です。健康教育や衛生知識の普及は、保健所や市町村の保健センターの主要な役割であり、児童相談所の直接的な役割ではありません。正しくは:児童の衛生について正しい保健知識の普及は、保健所や市町村の保健センターの主要な役割である。選びやすい理由:児童の健全な育成には保健衛生も重要であるため、児童に関わる機関ならすべて担うと思われやすい。混同注意:児童福祉の専門機関である児童相談所と、地域の保健衛生を担う保健所や保健センターの役割を混同しやすい。
国試ポイント
児童相談所の設置主体、配置職種、担当業務の範囲について正確な知識が問われている。特に、児童相談所が『全ての児童の問題に対応する総合的な専門機関』であるという理解が重要。
混同注意
児童相談所と保健所、市町村の保健センター、発達障害者支援センターなど、他の児童福祉・保健機関との役割分担。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出た場合は、児童相談所が担当する具体的な支援内容(心理療法、医学的診断、一時保護、施設入所措置など)や、他の専門機関との連携についても確認する。
関連知識
児童福祉法、児童福祉施設、児童福祉司の役割、一時保護の要件、障害児支援。