国際生活機能分類〈ICF〉の構成要素はどれか。2つ選べ。
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出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1・5番
解説
国際生活機能分類(ICF)の主要な構成要素は、「心身機能・構造」「活動」「参加」「環境因子」「個人因子」です。選択肢1の「参加」と選択肢5の「心身機能・構造」は、これら主要な構成要素に該当します。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。「参加」はICFの構成要素の一つであり、個人が生活・社会的な状況に関わることを指します。
- 2. 「休息」はICFの直接的な構成要素ではありません。活動や参加の文脈で関連する概念ではありますが、主要な要素としては含まれません。正しくは:ICFの主要な構成要素は「心身機能・構造」「活動」「参加」「環境因子」「個人因子」です。選びやすい理由:日常生活において重要な要素であるため、ICFの「活動」や「生活機能」と混同しやすいかもしれません。混同注意:活動制限や生活機能障害と直接的な関連はありますが、構成要素の用語ではありません。
- 3. 「社会的不利」はICFの旧モデルである国際障害分類(ICIDH)の構成要素(ハンディキャップ)でした。ICFでは「参加制約」という用語に置き換えられています。正しくは:ICFでは「社会的不利」という用語は使用されず、「参加制約」として表現されます。選びやすい理由:障害に関する古い分類であるICIDHの用語と混同しやすいです。ICFの「参加」の文脈で、社会的な側面を想起させるため選びやすい可能性があります。混同注意:ICIDHの「ハンディキャップ」とICFの「参加制約」を混同しやすいです。
- 4. 「生活関連動作」はICFの構成要素の直接的な名称ではありません。これは「活動」の中の具体的な項目として含まれる概念です。正しくは:「生活関連動作」は「活動」という構成要素の一部として捉えられます。選びやすい理由:日常生活活動(ADL)など、看護で頻繁に使われる言葉であり、ICFの「活動」の内容と密接に関連しているため、直接的な構成要素であると誤解しやすいです。混同注意:「活動」というICFの構成要素と、その具体的な内容である「生活関連動作」を混同しやすいです。
- 5. 正解。「心身機能・構造」はICFの構成要素の一つであり、身体の生理的機能や解剖学的部位を指します。
国試ポイント
ICFの主要な構成要素の名称とその意味を正確に理解しているかが問われます。特に、ICIDHとの違いや、各構成要素の具体的な内容と名称の区別が重要です。
混同注意
ICFとICIDHの用語、ICFの主要構成要素とそれに含まれる具体的な内容(例:「活動」と「生活関連動作」)を混同しやすいです。また、生活に不可欠な要素であっても、ICFの公式な構成要素ではないもの(例:「休息」)との区別も重要です。
次に同じ論点が出たら
次にICFの問題が出た場合は、各構成要素の具体的な事例や、環境因子・個人因子の役割について問われる可能性が高いと予測できます。
関連知識
ICFの定義、ICIDHとの比較、各構成要素の詳細な内容(例:活動制限、参加制約、環境因子、個人因子)、ICFを用いたアセスメントと看護計画立案。