大気汚染物質はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
微小粒子状物質(PM2.5)は、環境基準が設定されており、呼吸器系や循環器系の健康影響が懸念される代表的な大気汚染物質です。フロンはオゾン層破壊、カドミウムとメチル水銀は主に水質汚染(重金属汚染)の文脈で語られることが多い物質です。
選択肢ごとの解説
- 1. フロンはオゾン層破壊の原因物質であり、温室効果ガスでもありますが、主に大気汚染物質としては扱われません。大気汚染物質は、人の健康や生活環境に直接的な被害をもたらすものを指します。正しくは:フロンはオゾン層破壊物質であり、特定の大気汚染物質とは区別されます。選びやすい理由:環境問題に関連する物質であるため、大気汚染と混同しやすいかもしれません。混同注意:オゾン層破壊物質、温室効果ガス
- 2. カドミウムは主に水質汚染(イタイイタイ病の原因物質)や土壌汚染の原因となる重金属であり、大気汚染物質としても一部(工場からの排出など)ありますが、選択肢の中ではPM2.5ほど主要な大気汚染物質として認識されていません。正しくは:カドミウムは主に水質・土壌汚染物質ですが、大気中に排出されることもあります。選びやすい理由:重金属汚染の代表例であり、環境汚染全般として捉えてしまう可能性があります。混同注意:水質汚染物質、土壌汚染物質
- 3. メチル水銀は主に水質汚染(水俣病の原因物質)を通じて食物連鎖により人体に影響を与える物質であり、大気汚染物質として直接的に認識されることは稀です。正しくは:メチル水銀は主に水質汚染物質で、食物連鎖を通じて人体に影響を与えます。選びやすい理由:重金属汚染の代表例であり、環境汚染全般として捉えてしまう可能性があります。混同注意:水質汚染物質
- 4. 正解。微小粒子状物質(PM2.5)は、粒径が2.5マイクロメートル以下の非常に小さな粒子で、呼吸器疾患や循環器疾患など、人の健康に深刻な影響を与える大気汚染物質の代表例です。
国試ポイント
環境と健康に関する基本的な知識、特に代表的な環境汚染物質とその主な影響、分類を正しく理解しているかを確認する問題です。特に、大気汚染、水質汚染、土壌汚染など、主要な汚染の種類とそれに該当する物質を正確に区別できるかが問われます。
混同注意
環境汚染物質全般(フロン、PCB、ダイオキシンなど)と、大気汚染物質に限定されるもの(PM2.5、NOx、SOx、VOCなど)の区別。特に重金属汚染物質(カドミウム、水銀)が、大気汚染だけでなく水質・土壌汚染の主要因となる点で混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出た場合、各選択肢がどの種類の環境問題(大気、水質、土壌、オゾン層など)の代表的な原因物質であるかを正確に判断できるかどうかがポイントになります。また、それぞれの物質が人体にどのような影響を及ぼすかについても確認する可能性があります。
関連知識
大気汚染物質(PM2.5、SPM、光化学オキシダント、NOx、SOx)、水質汚染物質(COD、BOD、重金属、PCB)、土壌汚染物質(カドミウム、鉛、ヒ素)、特定有害物質、環境基準、環境基本法、大気汚染防止法。