学童の体格を評価するのに用いるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第114回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
ローレル指数(Rohrer index)は、学童期の子どもに適した体格指数であり、体重(kg) / 身長(m)³ × 10 の計算式で算出され、肥満度を評価するのに用いられます。これは学童期の発育特性に合わせた指標として重要です。
選択肢ごとの解説
- 1. カウプ指数は乳幼児(0歳から4歳頃)の肥満度を評価するために用いられる指標です。学童期には適していません。正しくは:乳幼児の体格を評価するのに用います。選びやすい理由:子ども全般の体格評価に用いられる指数として知られているため、年齢層を混同して選択しやすいです。混同注意:ローレル指数(学童期)、BMI(成人期)と、対象年齢で混同しやすいです。
- 2. 正解。ローレル指数は学童期(おおむね6歳から15歳頃)の子どもの肥満度を評価するために広く用いられる体格指数です。体重と身長の関係から、体格の過不足を判断します。
- 3. タナー分類は思春期の性成熟度、すなわち二次性徴の発現段階を評価するための分類であり、体格の肥満度や痩せ型を直接的に評価するものではありません。正しくは:思春期の性成熟段階を評価するのに用います。選びやすい理由:子どもの発達評価に関連する用語であるため、体格評価と混同されやすいです。混同注意:身長や体重といった身体計測値そのものや、肥満度を測る指数と混同されやすいです。
- 4. スキャモンの発育曲線は、リンパ型、神経型、一般型、生殖型の4つの器官系統がそれぞれ異なる成長パターンを示すことを視覚的に表したものです。特定の個人の体格を評価する指数ではありません。正しくは:ヒトの各器官系の一般的な発育パターンを示す概念です。選びやすい理由:子どもの成長と発達の概念として非常に重要であるため、個人の体格評価指標と誤認されやすいです。混同注意:ローレル指数のような個人の身体指標と混同されやすいですが、これは集団的な発育の傾向を示すものです。
国試ポイント
子どもの成長と発達の評価に関する基本知識が問われています。特に、年齢に応じた適切な体格評価指標を選択できるかがポイントです。カウプ指数(乳幼児)、ローレル指数(学童期)、BMI(成人)のように、対象年齢を意識して覚えることが重要です。
混同注意
カウプ指数、ローレル指数、BMIはそれぞれ対象年齢が異なりますが、いずれも体格(肥満度)を評価する指標であるため、混同しやすいです。また、タナー分類やスキャモンの発育曲線は『体格評価』とは異なる目的で用いられるため、その区別も重要です。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出題された場合、対象となる子どもの年齢(乳幼児、学童期、思春期、成人など)と、評価したい内容(体格、性成熟度、発達段階など)を正確に読み取り、それに合致する指標や分類を選択できるかが問われます。
関連知識
カウプ指数: 乳幼児の肥満度評価。体重(g) / 身長(cm)² × 10 ローレル指数: 学童期の肥満度評価。体重(kg) / 身長(m)³ × 10 BMI(Body Mass Index): 成人の肥満度評価。体重(kg) / 身長(m)² タナー分類: 思春期の二次性徴による性成熟度評価。 スキャモンの発育曲線: 各器官系の発育パターンを示す曲線。