ノンレム睡眠中の状態で正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第107回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
ノンレム睡眠は脳を休ませるための睡眠であり、大脳皮質の活動が全体的に低下する特徴があります。脳波上では徐波(デルタ波)が観察され、深く安定した睡眠状態であることを示します。
選択肢ごとの解説
- 1. ノンレム睡眠中でも骨格筋は完全に弛緩するわけではなく、レム睡眠ほど顕著ではありません。骨格筋の活動が最も抑制されるのはレム睡眠時であり、夢を見ている際に体が動かないように麻痺が生じる状態です。正しくは:レム睡眠時に骨格筋の緊張が著しく低下し、弛緩状態になることが多い。選びやすい理由:睡眠中は一般的に筋肉が休むイメージがあるため、弛緩と結びつけやすい。混同注意:レム睡眠とノンレム睡眠における筋緊張の違いが混同されやすい。
- 2. 夢は主にレム睡眠中に見ることが多く、覚醒時に内容を鮮明に記憶している夢のほとんどはレム睡眠時のものです。ノンレム睡眠中に夢を見ることもありますが、断片的で内容を記憶しにくい傾向にあります。正しくは:夢はレム睡眠中に見ることが多い。選びやすい理由:睡眠全体と夢が結びつきやすいため、ノンレム睡眠中でも夢を見ると誤解しやすい。混同注意:レム睡眠とノンレム睡眠における夢見の特徴が混同されやすい。
- 3. 正解。ノンレム睡眠は深い睡眠段階であり、脳波上では徐波(デルタ波)が出現し、大脳皮質の活動性は覚醒時と比較して著しく低下します。これにより、身体と脳の休息が促進されます。
- 4. ノンレム睡眠中は、成長ホルモンの分泌が促進されるなど、組織の修復や細胞の再生といった新陳代謝が活発に行われます。覚醒時よりもエネルギー消費は抑えられますが、新陳代謝自体は活発化します。正しくは:組織の新陳代謝は促進されている。選びやすい理由:睡眠中は体が休む、活動が低下するというイメージから、新陳代謝も低下すると考えやすい。混同注意:エネルギー消費の低下と新陳代謝の低下が混同されやすい。
国試ポイント
睡眠のメカニズム、特にレム睡眠とノンレム睡眠の生理学的特徴を理解しているかが問われる。それぞれの睡眠段階における脳活動、筋緊張、夢見、ホルモン分泌などの違いを正確に覚える必要がある。
混同注意
レム睡眠とノンレム睡眠の各特徴(脳波、筋緊張、夢、生理機能)が混同されやすいため、それぞれの段階で何が起きるかを明確に区別して覚えることが重要。
次に同じ論点が出たら
ノンレム睡眠の各段階(N1, N2, N3)でさらに詳細な脳波パターンや生理的変化を説明できるか。
関連知識
睡眠段階(N1, N2, N3, REM)、睡眠とホルモン(成長ホルモン、メラトニン)、睡眠障害(不眠症、睡眠時無呼吸症候群)