1948年に、看護教育の現状等に関する大規模な調査報告書「これからの看護〈Nursing for the future〉」を著した人物はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第107回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
エリザベス・L・ブラウンが1948年に発表した『これからの看護』(Nursing for the future)は、アメリカの看護教育のあり方に大きな影響を与えた報告書です。この報告書は、看護教育の標準化と専門職としての位置づけの強化を提言し、特に基礎看護教育を大学レベルに移行することの重要性を強調しました。
選択肢ごとの解説
- 1. リチャーズは、近代看護教育の先駆者であり、アメリカで最初の看護学校を設立しましたが、『これからの看護』の著者ではありません。正しくは:『これからの看護』の著者ではない。選びやすい理由:近代看護教育の歴史的貢献者として関連付けられる。混同注意:初期の看護教育に貢献した人物として混同される可能性がある。
- 2. 正解。エリザベス・L・ブラウンは、1948年に『これからの看護』(Nursing for the future)を発表しました。この報告書は、アメリカの看護教育の質を向上させるための提言を行い、高等教育機関における看護教育の必要性を強調したことで知られています。
- 3. レイニンガーは、文化ケア理論の提唱者として知られていますが、『これからの看護』の著者ではありません。彼女の主な貢献は、異文化間の看護ケアに関するものです。正しくは:『これからの看護』の著者ではない。選びやすい理由:著名な看護理論家として関連付けられる。混同注意:他の著名な看護学者と混同される可能性がある。
- 4. ゴールドマークは、1923年に『看護と看護教育に関する調査報告書』(ゴールドマーク報告書)を発表しましたが、『これからの看護』の著者ではありません。ゴールドマーク報告書も看護教育に大きな影響を与えましたが、発表年と報告書の名称が異なります。正しくは:『これからの看護』の著者ではない。また、彼女の報告書は1923年発表の『ゴールドマーク報告書』である。選びやすい理由:別の重要な看護教育報告書(ゴールドマーク報告書)の著者として関連付けられやすい。混同注意:別の時期の同様に影響力のある看護教育に関する報告書と混同される可能性がある。
国試ポイント
看護の歴史における主要な報告書とその著者を正確に記憶しているかが問われます。特に、ブラウン報告書(1948年)とゴールドマーク報告書(1923年)の違いを区別できることが重要です。
混同注意
ゴールドマーク報告書(1923年)とブラウン報告書(1948年)は、いずれも看護教育に多大な影響を与えた報告書であり、年代と著者、内容の違いを正確に把握しておく必要があります。
次に同じ論点が出たら
これらの報告書が提言した内容が、その後の看護実践や教育にどのような影響を与えたかまで考察できると、より深い理解に繋がります。
関連知識
ゴールドマーク報告書(1923年、ゴールドマーク)は、看護師の教育は病院付属の看護学校から大学・カレッジへ移行すべきであると提言。ブラウン報告書(1948年、ブラウン)は、専門職看護師の教育は大学で行われるべきであると提言。これらの報告書は、看護の専門職化と教育の高等教育化の流れを加速させました。