麻薬の取り扱いで正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第107回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
麻薬の取り扱いに関しては、『麻薬及び向精神薬取締法』において、所持、保管、廃棄、譲渡など、詳細な管理方法が厳しく定められています。この法律は、麻薬の濫用防止と適正な医療使用を目的としています。
選択肢ごとの解説
- 1. 麻薬施用者免許は、医師、歯科医師、獣医師、薬剤師など、麻薬を施用する資格を持つ医療従事者が取得するものです。看護師は医師の指示のもとで麻薬を投与しますが、自らが麻薬施用者免許を取得することはありません。正しくは:看護師は麻薬施用者免許を取得できません。選びやすい理由:看護師は麻薬を取り扱うため、免許が必要だと誤解しやすい。混同注意:麻薬の『施用』と『投与』の区別が曖昧だと誤解が生じる。
- 2. 麻薬を廃棄する際は、都道府県知事に届け出を行う必要があります。市町村長ではありません。また、廃棄は麻薬取締官または麻薬Gメンの立会いのもとで行われることが多いです。正しくは:麻薬を廃棄したときは都道府県知事に届け出る。選びやすい理由:公的な機関への届け出が必要であるという認識は正しいが、具体的な機関を混同しやすい。混同注意:行政機関の役割分担を理解していないと間違えやすい。
- 3. 麻薬注射液のアンプルは、感染リスクや薬剤の正確な投与量管理の観点から、原則として1人の患者に対して1回使い切りです。複数の患者に分割して使用することは、厳禁されています。正しくは:アンプルの麻薬注射液は単一の患者にのみ使用する。選びやすい理由:薬剤の無駄をなくしたいという意識から、分割使用を許容できると誤解しやすい。混同注意:感染管理や薬剤管理の基本原則と麻薬の厳重な管理を混同すると間違えやすい。
- 4. 正解。麻薬及び向精神薬取締法は、麻薬、向精神薬、麻薬原料植物、向精神薬原料の輸入、輸出、製造、製剤、譲渡し、譲受け、交付、施用、廃棄、所持など、その取り扱い全般と管理に関する事項を定めた法律です。正しくは:この選択肢は正しい。選びやすい理由:他の法律との混同や、単なる一般常識として捉えがちだが、具体的にどの法律かを問われている。混同注意:薬剤師法や医療法など、他の医療関連法規と混同しやすい。
国試ポイント
麻薬の適正管理に関する法的知識が問われています。特に、関連する法律の名称、免許の種類、廃棄方法、投与原則について正確な理解が求められます。
混同注意
麻薬取締法、薬剤師法、医療法など、医療に関する他の法律との区別や、麻薬施用者と麻薬管理者といった役割の区別が曖昧だと誤答につながりやすいです。
次に同じ論点が出たら
麻薬の管理について、さらに具体的な保管方法、施用済み麻薬製剤の処理、帳簿の記載義務なども確認しておきましょう。
関連知識
麻薬施用者免許、麻薬管理者、麻薬取扱者、麻薬廃棄届、麻薬帳簿、施用済み麻薬製剤の管理