脂肪分解酵素はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
リパーゼは脂質(トリグリセリド)を加水分解し、脂肪酸とモノグリセリドに分解する酵素であり、脂質の消化に不可欠です。胃リパーゼ、膵リパーゼ、舌リパーゼなどが存在します。
選択肢ごとの解説
- 1. ペプシンは胃液に含まれるタンパク質分解酵素であり、脂質の分解には関与しません。正しくは:タンパク質を分解する。選びやすい理由:消化酵素の一つであるため、迷う可能性がある。混同注意:胃液に含まれる消化酵素であるため、リパーゼと混同しやすい。
- 2. 正解。リパーゼは膵臓や胃、腸管などから分泌され、トリグリセリドを脂肪酸とモノグリセリドに加水分解する酵素であり、脂質の分解に直接関与します。
- 3. マルターゼは小腸の粘膜に存在する二糖類分解酵素であり、マルトースをグルコースに分解しますが、脂質の分解には関与しません。正しくは:マルトースを分解する。選びやすい理由:消化酵素の一つであるため、迷う可能性がある。混同注意:糖質の消化酵素であるため、脂質と混同しやすい。
- 4. ラクターゼは小腸の粘膜に存在する二糖類分解酵素であり、ラクトースをグルコースとガラクトースに分解しますが、脂質の分解には関与しません。正しくは:ラクトースを分解する。選びやすい理由:消化酵素の一つであるため、迷う可能性がある。混同注意:糖質の消化酵素であるため、脂質と混同しやすい。
国試ポイント
消化酵素の種類と、それぞれがどの栄養素(タンパク質、脂質、糖質)を分解するかを正確に理解しているかが問われる。特に主要な酵素と分解対象の組み合わせを覚えることが重要。
混同注意
ペプシン(タンパク質)、アミラーゼ(糖質)、リパーゼ(脂質)など、三大栄養素の消化に関わる主要酵素の役割が混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
各消化酵素が作用する至適pHや、活性を阻害する因子、先天的な酵素欠損症による症状など、さらに詳細な知識が問われる可能性がある。
関連知識
三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)の消化経路、各消化管(口腔、胃、小腸)で分泌される消化酵素とその働き、および胆汁の脂質消化における乳化作用についても関連知識として押さえておく必要があります。