異常な呼吸音のうち高調性連続性副雑音はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第107回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
高調性連続性副雑音は、狭くなった気道を通る空気によって生じる高い音で、一般的に「笛音(wheezes)」と呼ばれます。これは気管支喘息などで特徴的に聞かれる音です。類鼾音は低調性の連続性副雑音、捻髪音と水泡音は断続性副雑音であり、それぞれ音の高さや連続性が異なります。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。笛音(wheezes)は、気管支の狭窄によって生じる高音で連続性の異常呼吸音です。空気が狭い道を勢いよく通る際に発生する音で、まさに「笛のような音」と表現されます。気管支喘息などでよく聞かれます。
- 2. 類鼾音(rhonchi)は、気道内の分泌物などにより気道が部分的に狭窄することで発生する「低調性」の連続性副雑音です。高調性ではありません。正しくは:類鼾音は低調性連続性副雑音です。選びやすい理由:連続性副雑音という点では共通しますが、音の高さ(高調性か低調性か)が異なります。混同注意:笛音(高調性連続性)と類鼾音(低調性連続性)は、どちらも連続性副雑音ですが、音の高さが異なります。
- 3. 捻髪音(fine crackles)は、末梢気道や肺胞が虚脱から急に開く際に生じる「断続性」の副雑音であり、連続性ではありません。正しくは:捻髪音は断続性副雑音です。選びやすい理由:音の表現が具体的なため、イメージしやすいかもしれませんが、連続性か断続性かの区別が重要です。混同注意:連続性副雑音と断続性副雑音の区別。
- 4. 水泡音(coarse crackles)は、気道内の分泌物が動く際に生じる「断続性」の副雑音であり、連続性ではありません。捻髪音より粗い音です。正しくは:水泡音は断続性副雑音です。選びやすい理由:これも音の表現が具体的ですが、連続性か断続性かの区別が重要です。混同注意:連続性副雑音と断続性副雑音の区別。
国試ポイント
異常呼吸音の種類と特徴(連続性/断続性、高調性/低調性)を正確に理解しているかを問う問題です。具体的な音の表現と医学用語を結びつける知識が求められます。
混同注意
連続性副雑音(笛音、類鼾音)と断続性副雑音(捻髪音、水泡音)の区別。特に笛音と類鼾音は連続性ですが、音の高さ(高調性か低調性か)で区別されます。
次に同じ論点が出たら
今後、同様の論点が出題された場合、他の異常呼吸音(例:胸膜摩擦音、stridor)の特徴や、それぞれの音が示唆する疾患について問われる可能性があります。また、正常呼吸音(気管呼吸音、気管支肺胞呼吸音、肺胞呼吸音)との区別も重要です。
関連知識
異常呼吸音の分類(副雑音:連続性・断続性、捻髪音・水泡音・笛音・類鼾音など)。それぞれの音が生じるメカニズムや、関連する疾患(喘息、肺炎、肺水腫など)。