医療法で規定されているのはどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2・5番
解説
医療法は、医療提供体制の確保や医療の安全確保に関する基本的な事項を定める法律です。この法律に基づいて、病院・診療所・助産所のほか、特定機能病院や地域医療支援病院などの特別な機能を持つ病院、および医療安全支援センターが規定されています。選択肢2の特定機能病院と選択肢5の医療安全支援センターは、医療法に直接規定されています。
選択肢ごとの解説
- 1. 保健所は、地域住民の健康増進や疾病予防、環境衛生などを担う行政機関であり、地域保健法に基づいて設置されています。正しくは:保健所は地域保健法で規定されています。選びやすい理由:公衆衛生に関する施設であるため、医療と関連が深く、医療法に含まれると誤解しやすいかもしれません。混同注意:医療提供施設と公衆衛生関連施設の区別。医療法と地域保健法の違い。
- 2. 正解。特定機能病院は、高度な医療を提供する病院として、医療法によって承認・規定されています。大学病院などがこれに該当します。
- 3. 地方衛生研究所は、地域における感染症や食中毒などの検査・研究を行う機関で、地域保健法や地方自治法などに基づいて設置・運営されています。正しくは:地方衛生研究所は地域保健法や地方自治法で規定されています。選びやすい理由:衛生という言葉から医療と密接に関連するように見えますが、直接医療法で規定される施設ではありません。混同注意:公衆衛生と医療提供体制の区別。医療法と地域保健法の違い。
- 4. 市町村保健センターは、乳幼児健診や健康相談など、地域住民の身近な健康活動を支援する施設であり、地域保健法に基づいて設置されています。正しくは:市町村保健センターは地域保健法で規定されています。選びやすい理由:住民の健康に関する施設であるため、医療法と関連が深いように思えます。混同注意:住民に身近な健康支援施設と、医療提供施設との違い。医療法と地域保健法の違い。
- 5. 正解。医療安全支援センターは、医療に関する患者・住民からの相談対応や医療安全情報の提供などを行う機関で、医療法によって設置が規定されています。
国試ポイント
医療法、地域保健法などの主要な保健医療関連法規の目的と、それぞれが規定する主な施設・機関を正確に理解しているかが問われます。特に、医療提供施設と公衆衛生関連施設の区別が重要です。
混同注意
医療法と地域保健法の規定する施設の混同。どちらも国民の健康に関わるため、名称から判断しにくい場合がある。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出た場合、主要な保健医療関連法規(医療法、地域保健法、介護保険法、感染症法など)ごとに、それがどのような施設や制度を規定しているかを整理して覚えているかを確認する。
関連知識
医療法:病院、診療所、助産所、特定機能病院、地域医療支援病院、臨床研究中核病院、医療安全支援センター。地域保健法:保健所、市町村保健センター、地方衛生研究所。