滅菌手袋を図に示す。右手から装着する場合に、左手の母指と示指でつかんで持ち上げる位置で適切なのはどれか。

選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
滅菌手袋を素手で装着する際には、将来的に身体に触れる部分、あるいは滅菌野となる部分には触れてはなりません。最初に装着する手の手袋は、カフの折り返しの内側(つまり、装着後に自分の手首の内側に来る部分)を素手で掴みます。これにより、手袋の外側が汚染されずに済みます。選択肢④がこの正しい位置を示しています。
選択肢ごとの解説
- 1. この位置は手袋の外側面であり、素手で触れると滅菌が破られてしまいます。正しくは:手袋の外側ではなく、カフの内側を触れる必要があります。選びやすい理由:手袋の主要な部分であるため、持ちやすそうに見えます。混同注意:滅菌手袋の正しい装着手順と、滅菌野の保持に関する知識の混同。
- 2. この位置は手袋の外側面であり、素手で触れると滅菌が破られてしまいます。正しくは:手袋の外側ではなく、カフの内側を触れる必要があります。選びやすい理由:指を通す部分であるため、掴みやすいと感じるかもしれません。混同注意:滅菌手袋の正しい装着手順と、滅菌野の保持に関する知識の混同。
- 3. この位置は手袋の外側面であり、素手で触れると滅菌が破られてしまいます。また、カフの内側ですが、指を差し入れる部分ではないため、適切な持ち方ではありません。正しくは:手袋の外側ではなく、カフの内側、特に親指を差し入れる準備がしやすい位置を触れる必要があります。選びやすい理由:カフの近くであるため、触れても良いように見えるかもしれません。混同注意:滅菌手袋のどこまでが滅菌野で、どこを触れて良いかについての知識の混同。
- 4. 正解。右手の手袋を装着する際、素手である左手で触れることができるのは、手袋のカフの裏側(内側)のみです。この位置であれば、右手が入った際に外側になる部分に素手が触れることなく、滅菌状態を保ったまま装着を開始できます。正しくは:正しい選択肢です。
国試ポイント
滅菌操作の基本、特に滅菌手袋の正しい装着手順を理解しているかどうかが問われています。滅菌野と非滅菌野の区別、素手で触れて良い部分と悪い部分を正確に把握していることが重要です。
混同注意
滅菌手袋を装着する際の、手袋の表側と裏側、そしてカフの折り返し部分のどこまでが素手で触れても良い範囲であるかという理解が混同しやすいポイントです。特に、片方の手袋を装着した後に、もう片方の手袋を装着する際の手順と混同することもあります。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出た場合、滅菌ガウンの正しい装着手順や、滅菌野の設定方法、物品の受け渡し方など、一連の滅菌操作における具体的な行動選択が問われる可能性があります。
関連知識
滅菌操作の目的、滅菌・消毒の基礎知識、清潔操作の原則、逆隔離と標準予防策の違い、各医療処置における手袋装着のタイミングと種類(清潔手袋、滅菌手袋)の使い分け。