成人の乏尿の説明で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
乏尿とは、1日の尿量が400 mL以下に減少した状態をいいます(公式正答3)。さらに減少して1日100 mL以下になったものを無尿といいます。乏尿は尿量の異常であり、排尿の回数や尿線の状態とは異なります。
選択肢ごとの解説
- 1. 排尿の途中で尿線が途切れるのは尿線途絶であり、排尿障害の症状です。乏尿は1日の尿量の減少をいいます。正しくは:乏尿は1日の尿量が400 mL以下の状態です。選びやすい理由:排尿の異常として同じ泌尿器の症状のため混同しやすいです。混同注意:尿線途絶(排尿障害)と乏尿(尿量の異常)。
- 2. 尿の勢いが弱いのは尿勢低下であり、前立腺肥大症などでみられる排尿障害の症状です。乏尿は尿量の減少をいいます。正しくは:乏尿は1日の尿量が400 mL以下の状態です。選びやすい理由:尿が少なく出る印象と結びつけやすいためです。混同注意:尿勢低下(排尿障害)と乏尿(尿量の異常)。
- 3. 正解。乏尿は、1日の尿量が400 mL以下に減少した状態と定義されます。
- 4. 排尿回数が少ないことは乏尿の定義ではありません。乏尿は回数ではなく、1日の尿量(400 mL以下)で判断します。正しくは:乏尿は1日の尿量が400 mL以下の状態です。選びやすい理由:排尿回数の減少と尿量の減少を同じものと考えやすいためです。混同注意:排尿回数の減少と乏尿。
国試ポイント
尿量の異常(乏尿・無尿・多尿)と、排尿の異常(尿線途絶・尿勢低下・排尿回数の減少など)を区別して理解しているかが問われています。
混同注意
1日の排尿回数が少ないこと(排尿回数の減少)と、1日の尿量が少ないこと(乏尿)は異なります。乏尿は尿量で定義されます。
次に同じ論点が出たら
この後、看護師はAさんの陣痛間隔、持続時間、強さ、胎児心拍数、破水の有無、子宮口開大度の進行状況を継続的に観察し、分娩の進行をアセスメントしていく。
関連知識
分娩第1期(準備期・開口期):子宮口開大(潜伏期0-3cm、活動期4-10cm)。分娩第2期(娩出期):子宮口全開大から胎児娩出まで。分娩第3期(後産期):胎児娩出から胎盤娩出まで。分娩第4期:胎盤娩出後2時間。