インドメタシン内服薬の禁忌はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
インドメタシンは非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)であり、プロスタグランジン(PG)の合成を阻害することで炎症や痛みを抑えます。しかし、PGには胃粘膜を保護する作用もあるため、その合成を阻害すると胃粘膜が傷害されやすくなり、消化性潰瘍のリスクを高めます。そのため、消化性潰瘍患者への投与は禁忌とされています。
選択肢ごとの解説
- 1. インドメタシンは痛風発作の急性期治療に用いられる非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)の一つであり、禁忌ではありません。むしろ適応症の一つです。正しくは:痛風発作時に症状を緩和するために、インドメタシンを短期間使用することがあります。選びやすい理由:痛風と薬の関連性を漠然と覚えていると、間違って禁忌と思い込む可能性もあるかもしれません。混同注意:他の種類の薬(尿酸排泄促進薬や尿酸生成抑制薬など)との混同。
- 2. 咽頭炎は炎症を伴う疾患であり、インドメタシンは消炎鎮痛作用があるため、症状緩和のために使用されることがあります。禁忌ではありません。正しくは:咽頭炎による痛みや炎症を抑える目的で、対症療法的にインドメタシンが処方されることがあります。選びやすい理由:炎症というキーワードから、何らかの注意が必要だと考えてしまうかもしれません。混同注意:特定の感染症に対する特異的な治療薬との混同。
- 3. 正解。インドメタシンを含む非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)は、胃の粘膜保護作用を持つプロスタグランジン(PG)の生成を抑制するため、消化性潰瘍を悪化させるリスクが非常に高いです。そのため、消化性潰瘍の既往や現症がある患者さんには投与が禁じられています。
- 4. 関節リウマチは、インドメタシンが持つ抗炎症作用や鎮痛作用が症状緩和に有効であるため、適応症の一つとして使用されます。禁忌ではありません。正しくは:関節リウマチによる関節の痛みや腫れを抑えるために、インドメタシンが処方されることがあります。選びやすい理由:慢性疾患であり、長期服用での副作用リスクを考慮して禁忌だと誤解する可能性。混同注意:症状が類似する他の自己免疫疾患や、特定の疾患に対する異なる治療法との混同。
国試ポイント
NSAIDsの主要な副作用と、それに基づく禁忌に関する知識が問われています。特に消化器系への影響は重要です。薬剤の作用機序と副作用の関係を理解しているか、また、特定の疾患に対する薬剤の適応と禁忌を正確に区別できるかがポイントです。
混同注意
インドメタシンの適応症(痛風、関節リウマチなど)と禁忌(消化性潰瘍、腎機能障害など)の区別が混同しやすいです。また、他のNSAIDsの副作用や禁忌との共通点・相違点も注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
NSAIDs全般の禁忌(消化性潰瘍、腎機能障害、肝機能障害、心機能不全、アスピリン喘息、妊娠後期など)を正確に想起できるか。特に、NSAIDsの作用機序(プロスタグランジン合成阻害)と副作用(消化器障害、腎機能障害)との因果関係を説明できるか。各選択肢が「適応症」なのか「禁忌」なのかを正確に判断できるか。
関連知識
NSAIDsの分類と作用機序(COX-1/COX-2阻害)。NSAIDsの主な副作用(消化器症状、腎機能障害、アスピリン喘息誘発など)とそれらの機序。消化性潰瘍の治療薬(プロトンポンプ阻害薬、H2ブロッカーなど)。NSAIDs投与時の消化管保護対策(プロスタグランジン製剤の併用など)。他の鎮痛薬(アセトアミノフェン、オピオイドなど)との違い。