乳児への散剤の与薬について、親に指導する内容で適切なのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第107回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
乳児に散剤を投与する際は、少量の水で溶かしてペースト状にし、スプーンや指で頬の内側などに塗ってから水や母乳で飲ませるのが、誤嚥のリスクを最小限に抑え、確実な服用を促す安全な方法です。
選択肢ごとの解説
- 1. ミルクに散剤を混ぜると、薬の味がミルクの味を変えてしまい、乳児がミルクを嫌がるようになる可能性があります。また、ミルクを飲み残すと薬の服用量が不確実になります。正しくは:少量の水で溶かすか、服薬補助ゼリーを使用する。選びやすい理由:ミルクは日常的に摂取するため、簡単に混ぜられると誤解されがち。混同注意:他の液体(水、果汁など)とミルクの区別が曖昧になりがち。
- 2. 1歳未満の乳児には、ボツリヌス菌中毒のリスクがあるため、はちみつを与えることは避けるべきです。これは散剤を混ぜる場合も同様です。正しくは:1歳未満の乳児にははちみつを与えないよう指導する。選びやすい理由:甘味があるので薬を飲みやすくなると考える可能性がある。混同注意:離乳食の進め方に関する知識と混同しやすい。
- 3. 正解。散剤は、ごく少量の水で溶いてペースト状にして、頬の内側などに塗ってから水で飲ませるのが最も確実で安全な方法です。これは正確な量を確実に摂取させるために推奨されます。正しくは:この選択肢は適切です。混同注意:水以外の液体に混ぜることとの違いが理解されにくいことがある。
- 4. 散剤をそのまま口に含ませると、誤嚥(ごえん)のリスクが高まります。特に乳児は嚥下機能が未熟なため、窒息や気管への流入を防ぐためにも避けるべきです。正しくは:水で溶かすか、服薬補助ゼリーを使用するよう指導する。選びやすい理由:手間がかからないと考える保護者もいるかもしれない。混同注意:成人への服薬方法と混同しやすい。
国試ポイント
乳児への薬剤投与における安全性と確実性を確保するための、保護者への適切な指導内容を理解しているかが問われています。特に、誤嚥のリスク回避、確実な薬量摂取、そして乳児特有の禁忌事項(はちみつなど)の知識が重要です。
混同注意
乳児への薬の与え方として、他の液体(ミルクや果汁)に混ぜる方法や、そのまま与える方法が考えられますが、それぞれにデメリットやリスクがあるため、少量の水で溶かす方法が最も推奨されます。
次に同じ論点が出たら
この指導の後、保護者が実際に薬を与える様子を観察し、適切に行えているか確認する必要がある。また、薬の味が強い場合の対応策や、飲み残した場合の対処法についても具体的に指導を深める。
関連知識
乳児ボツリヌス症の予防(1歳未満のはちみつ禁忌)、服薬補助ゼリーの使用、薬と食品の相互作用。