感覚性言語中枢はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
ウェルニッケ野は感覚性言語中枢であり、言語の理解を司る脳の領域です。話された言葉や書かれた文章の意味を理解する能力に不可欠です。
選択肢ごとの解説
- 1. 視覚野は、目で見た情報を処理し認識する脳の領域であり、言語の理解とは直接関連がありません。後頭葉に位置します。正しくは:視覚野は視覚情報の処理を担う。選びやすい理由:脳の機能部位に関する選択肢として提示されているため、知識が曖昧だと誤って選ぶ可能性がある。混同注意:言語機能と感覚機能は混同しやすいが、視覚野は視覚に特化している。
- 2. 体性感覚野は、体の各部位からの触覚、圧覚、痛覚、温度覚などの感覚情報を受け取り処理する領域です。言語の理解とは直接関係ありません。正しくは:体性感覚野は身体の感覚情報の処理を担う。選びやすい理由:「感覚」という言葉に引きずられ、体性感覚野が感覚性言語中枢と誤解される可能性がある。混同注意:感覚野という名称から感覚性言語機能と連想するかもしれないが、体性感覚野は身体感覚を司る。
- 3. ブローカ野は運動性言語中枢であり、言葉を話す、書くといった言語の表出に関与します。感覚性言語中枢ではありません。正しくは:ブローカ野は運動性言語中枢であり、言語の表出を司る。選びやすい理由:ブローカ野も言語中枢の一つであるため、感覚性か運動性かの区別が曖昧だと間違えやすい。混同注意:ブローカ野とウェルニッケ野は混同されやすく、どちらが感覚性でどちらが運動性か覚えていないと誤答につながる。
- 4. 正解。ウェルニッケ野は感覚性言語中枢として知られており、他者の話す言葉を理解したり、文章を読んで意味を把握したりする言語の理解機能に深く関与しています。側頭葉に位置します。
国試ポイント
脳の各部位の機能、特に言語中枢(ブローカ野とウェルニッケ野)の役割と区別について正確な知識が問われています。運動性言語中枢と感覚性言語中枢の機能の違いを明確に理解していることが重要です。
混同注意
ブローカ野とウェルニッケ野の機能混同が最も頻繁に発生します。ブローカ野は「話す」、ウェルニッケ野は「理解する」と覚えると良いでしょう。
次に同じ論点が出たら
言語障害を持つ患者の症状から、どの脳部位に病変があるかを推測できるか。また、その病変に応じた看護ケアを立案できるか。
関連知識
失語症の種類(運動性失語、感覚性失語)、脳卒中による言語障害、脳の各葉(前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉)の主要機能。