午前8時から24時間蓄尿を開始することになった。蓄尿の方法で正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
24時間蓄尿では、開始時刻(午前8時)に排尿させてその尿は捨て、それ以降の尿をすべてためます。終了日の午前8時には排尿させ、その尿は蓄尿に含めます。これで開始から終了までのちょうど24時間分の尿が集まります(公式正答3)。
選択肢ごとの解説
- 1. 24時間蓄尿では、滅菌容器を使用する必要はありません。通常は清潔な専用の蓄尿容器を使用します。正しくは:清潔な容器に蓄尿する。選びやすい理由:尿検査のイメージから滅菌容器が適切と思われがちだが、24時間蓄尿の目的とは異なる。混同注意:通常の尿培養検査などと混同している。
- 2. 開始日の午前8時の尿は、開始時刻より前に膀胱にたまっていた尿なので捨てます。蓄尿するとそれ以前の時間の尿が含まれてしまいます。正しくは:開始日の午前8時の尿は捨て、終了日の午前8時の尿は蓄尿します。選びやすい理由:開始時刻だから最初の尿も含むべきだと考えやすい。混同注意:開始時刻の定義と蓄尿開始のタイミングを混同している。
- 3. 正解。終了日の午前8時に排尿させた尿は、24時間のうちにたまった尿なので蓄尿に含めます。選びやすい理由:終了時刻の尿を含めることに疑問を感じるかもしれないが、開始時刻の尿を捨てるのと対になって考える。混同注意:開始時刻の尿を捨てることと混同し、終了時刻の尿も捨てるべきだと誤解する。
- 4. 24時間蓄尿では、排尿された尿の全量を蓄尿します。中間尿を採取するのは、特定の感染症検査などで用いられる方法であり、全量を測定する24時間蓄尿とは異なります。正しくは:排尿された尿の全量を蓄尿する。選びやすい理由:一般的な尿検査の知識から中間尿の採取が正しいと思われやすい。混同注意:中間尿の採取が必要な尿検査と24時間蓄尿を混同している。
国試ポイント
24時間蓄尿の正確な開始・終了方法と、目的によって異なる尿採取方法を理解しているかが問われます。
混同注意
通常の尿定性検査や尿培養検査における尿採取方法(中間尿、滅菌容器など)と、24時間蓄尿の異なる点を明確に区別して理解しておく必要があります。
次に同じ論点が出たら
24時間蓄尿の検査目的(クレアチニンクリアランス、ホルモン代謝物など)と、それに伴う注意点(保存方法、薬剤の影響など)について問われる可能性がある。
関連知識
蓄尿開始時刻の尿を捨てる理由、蓄尿終了時刻の尿を含める理由、蓄尿中に尿を捨てることの危険性、蓄尿容器の取り扱い(冷所保存など)。