包帯の巻き方(別冊No. 2)を別に示す。環行帯の巻き方で正しいのはどれか。

選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
環行帯は、包帯を巻き始める際や巻き終える際、また狭い範囲を固定する際に用いられる基本的な巻き方です。包帯を同じ位置で数回重ねて巻き、動かないようにしっかり固定します。図Aは、この環行帯の巻き方を正確に示しています。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。環行帯は、包帯を体の同じ位置に何回か重ねて巻く方法であり、主に巻き始めや巻き終わりに使用され、患部を固定する基本的な巻き方です。図Aは、包帯が同じ円周上を数回巡っていることから環行帯と判断できます。
- 2. 図Bは、螺旋帯(らせんたい)を示しています。螺旋帯は、包帯が前の巻と半分程度重なるように、らせん状に少しずつずらしながら巻いていく方法で、腕や脚など円筒形の部位に適用されます。正しくは:図Bは螺旋帯なので、環行帯ではありません。選びやすい理由:一見して包帯の巻き方としては一般的であり、区別が曖昧な場合に選択肢として迷うことがあります。混同注意:環行帯と螺旋帯、あるいはその他の基本的な包帯の巻き方との混同。
- 3. 図Cは、折転帯(おりてんたい)を示しています。折転帯は、包帯の幅よりも太さが急に変わる部位(例:前腕から肘にかけて)に適用され、包帯を途中で折り返しながら巻いていく方法です。正しくは:図Cは折転帯なので、環行帯ではありません。選びやすい理由:環行帯や螺旋帯に比べるとやや複雑な巻き方ですが、正しい知識がないと誤って選んでしまう可能性があります。混同注意:環行帯、螺旋帯、折転帯などの基本的な巻き方それぞれの特徴と適用部位の混同。
- 4. 図Dは、亀甲帯(きっこうたい)を示しています。亀甲帯は、関節部(例:膝関節、肘関節)など、可動性が高く、しかも広い範囲を覆う必要のある部位に適用され、関節を挟んで上下に交差させるように巻く方法です。正しくは:図Dは亀甲帯なので、環行帯ではありません。選びやすい理由:複雑な巻き方であるため、他の巻き方と混同しやすく、正しい識別が求められます。混同注意:環行帯、螺旋帯、折転帯、亀甲帯など、主要な包帯の巻き方全般との混同。
国試ポイント
包帯の基本的な巻き方(環行帯、螺旋帯、折転帯、亀甲帯など)それぞれの特徴と適用部位を理解しているかが問われます。特に、視覚情報(図)から正しい巻き方を識別できる能力が重要です。
混同注意
環行帯と螺旋帯、折転帯、亀甲帯など、主要な包帯の巻き方の図示された特徴が混同されやすいです。それぞれの巻き方の目的と具体的な形状を正確に覚える必要があります。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出た場合、環行帯だけでなく、他の主要な包帯の巻き方(螺旋帯、折転帯、亀甲帯)の図と名称、それぞれの適用部位と目的を識別できるかを再確認する必要があります。
関連知識
包帯の種類(伸縮包帯、非伸縮包帯など)、包帯を巻く際の注意点(末梢循環の確認、均等な圧迫、シワの防止など)、包帯の目的(保護、固定、圧迫、支持など)。