地域包括支援センターの目的を定める法律はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
地域包括支援センターは、高齢者が住み慣れた地域で尊厳あるその人らしい生活を継続できるよう、医療、保健、福祉など多方面から支援を行う中核的な機関です。その設置根拠と目的は、2005年の介護保険法改正により明確に定められました。要支援者のケアマネジメント、介護予防支援、総合相談支援、権利擁護、多様な主体との連携・協働など、多岐にわたる業務を通じて地域住民の健康増進、生活の安定、福祉の向上を包括的に支援することを目的としています。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。地域包括支援センターは、高齢者の総合的な相談窓口として、介護保険制度における要支援者のケアマネジメントや、介護予防に関する事業などを実施するために、介護保険法に基づいて設置されています。選びやすい理由:他の法律も高齢者福祉に関連するため、混同しやすいかもしれません。混同注意:社会福祉法や老人福祉法も高齢者福祉に関連しますが、地域包括支援センターの直接的な設置根拠法ではありません。
- 2. 健康増進法は国民の健康の保持増進を目的としていますが、地域包括支援センターの直接的な設置根拠法ではありません。地域包括支援センターも健康増進の活動を行いますが、それは介護保険法に基づく機能の一部です。正しくは:健康増進法は、国民の健康の保持増進及び疾病の予防に関する基本的な事項を定めています。選びやすい理由:高齢者の健康増進も地域包括支援センターの役割の一つであるため、関連があるように思えます。混同注意:高齢者の健康に関わる活動は多岐にわたりますが、地域包括支援センターの設立根拠とは異なります。
- 3. 社会福祉法は社会福祉事業の基本を定める法律であり、地域包括支援センターが実施する事業も社会福祉の一環ですが、地域包括支援センターの具体的な設置根拠法ではありません。正しくは:社会福祉法は、社会福祉事業の基本的理念を定め、その健全な発達を図ることを目的としています。選びやすい理由:「社会福祉」という言葉から、地域包括支援センターと強い関連があるように感じられます。混同注意:社会福祉事業全体を包括する法律であり、特定の機関の設立を直接規定するものではありません。
- 4. 地域保健法は、地域における保健サービス提供の体制を定めていますが、地域包括支援センターの設置根拠は介護保険法です。地域保健法に基づく施設には保健所や市町村保健センターなどがあります。正しくは:地域保健法は、地域保健対策の推進に関する事項を定めています。選びやすい理由:「地域」や「保健」という言葉から、地域包括支援センターの役割と重なる部分があるように思えます。混同注意:地域保健活動は、地域包括支援センターの活動と連携しますが、その設置根拠は異なります。
- 5. 老人福祉法は高齢者の福祉に関する基本法であり、老人福祉施設の設置などについて規定していますが、地域包括支援センターの設置根拠は介護保険法です。正しくは:老人福祉法は、老人の福祉に関する原理を定めています。選びやすい理由:「老人」の「福祉」という言葉から、地域包括支援センターの活動と非常に密接な関連があるように思えます。混同注意:老人福祉法も高齢者福祉の重要な法律ですが、地域包括支援センターの設置目的を直接的に定める法律ではありません。
国試ポイント
地域包括支援センターの設置根拠となる法律は介護保険法であることを正確に理解しているかが問われます。関連する福祉や保健の法律との区別が重要です。
混同注意
社会福祉法、老人福祉法、地域保健法など、高齢者や地域福祉に関連する他の法律と混同しやすいですが、地域包括支援センターは介護保険制度の中心的機関として位置づけられています。
次に同じ論点が出たら
地域包括支援センターが担う具体的な業務内容や、各業務の法的根拠についても理解を深めましょう。
関連知識
地域包括ケアシステム、介護保険制度の仕組み、保健医療福祉連携、権利擁護、介護予防。