平成28年(2016年)の国民生活基礎調査で、男性の有訴者の症状が最も多いのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
国民生活基礎調査(平成28年)のデータによると、男性の自覚症状の第1位は「腰痛」です。これは日常生活での姿勢、労働内容、加齢などが複合的に影響していると考えられ、看護師はこれらの背景を理解し、適切な指導やケアに繋げることが求められます。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。国民生活基礎調査(平成28年)によると、男性の自覚症状で最も多いのは腰痛であり、女性でも腰痛は上位に挙げられています。これは日常生活における身体的負担や姿勢、加齢などが複合的に影響していると考えられます。
- 2. 「もの忘れ」は有訴者率の上位症状ではありますが、男性で最も多い症状ではありません。年齢が上がるにつれて増加傾向にあります。正しくは:男性の有訴者の症状で最も多いのは「腰痛」である。選びやすい理由:高齢化社会において、もの忘れに関する関心が高まっているため、多い症状であると誤解しやすい。混同注意:認知症や軽度認知障害の症状と混同しやすいが、国民生活基礎調査は自覚症状である。
- 3. 「体がだるい」は全身倦怠感を表す症状で、多くの疾患や疲労によって生じますが、男性の最も多い有訴症状ではありません。女性でやや上位にきます。正しくは:男性の有訴者の症状で最も多いのは「腰痛」である。選びやすい理由:現代社会におけるストレスや慢性疲労から、多くの人が経験する症状であり、上位にきやすいと誤解しやすい。混同注意:特定の疾患症状ではなく、漠然とした不調と混同しやすい。
- 4. 「目のかすみ」は視覚に関する症状であり、加齢とともに増加しますが、男性の有訴症状の中で最も多くはありません。正しくは:男性の有訴者の症状で最も多いのは「腰痛」である。選びやすい理由:スマートフォンやPCの普及により、目の不調を訴える人が増えているため、上位であると誤解しやすい。混同注意:老眼や白内障といった眼科疾患の初期症状と混同しやすい。
- 5. 「手足の関節が痛む」は関節炎やリウマチなどで見られる症状ですが、男性の有訴症状の中で最も多くはありません。女性では比較的上位に位置します。正しくは:男性の有訴者の症状で最も多いのは「腰痛」である。選びやすい理由:加齢に伴う変形性関節症などが想起され、高齢者で多いイメージがあるため、上位であると誤解しやすい。混同注意:リウマチ性疾患や骨関節疾患の有病率と混同しやすい。
国試ポイント
国民生活基礎調査における有訴者率の上位症状、特に男女別の違いや年齢層による変化について問う問題。具体的なデータ知識が求められる。
混同注意
女性の有訴者率の1位(肩こり)や、他の上位症状(高血圧、せきやたんなど)と混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
今後も国民生活基礎調査の最新版から、有訴者率の上位症状や、特定疾患の有病率、世帯構造の変化など、社会情勢を反映したデータが問われる可能性があるため、最新の調査結果を確認する。
関連知識
国民生活基礎調査は、国民の保健、医療、福祉、年金、所得などの実態を把握し、厚生労働行政の基礎資料を得ることを目的としており、その結果は社会保障制度の策定にも用いられます。有訴者率とは、過去1年間に病気やけがなどで自覚症状のある者の割合を示します。