成長・発達における順序性で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
成長と発達は、頭部から始まり、次に体幹、最後に下肢へと進む順序性(頭尾方向への進行)が観察されます。これは神経系の成熟が脳から脊髄、末梢へと進行することに対応しています。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。成長・発達の順序性の一つである「頭尾の法則」では、頭部から足部へと、体の上部から下部へと発達が進行します。例えば、乳児は首のすわりが先で、その後にお座り、立位、歩行と発達します。選びやすい理由:成長・発達の基本原則として知られているため、正しいと判断しやすいです。混同注意:特に混同するものはありませんが、他の発達原則と区別して理解する必要があります。
- 2. 発達は、まず全身を使う粗大な運動が可能になり、その後に指先などを使った微細な運動が可能になります。例えば、物を掴む動作も、最初は手のひら全体で握る(粗大運動)ことから始まり、後に指先でつまむ(微細運動)ことができるようになります。正しくは:正しくは「粗大な運動から微細な運動へ進む」です。選びやすい理由:微細運動が高度な能力であるため、発達の最終段階として誤って捉えやすいです。混同注意:粗大運動と微細運動の難易度や習得時期の前後関係。
- 3. 発達は、単純な行動からより複雑な行動へと進行します。例えば、寝返りという単純な動作から、はいはい、つかまり立ち、歩行といった複雑な移動行動へと発展します。正しくは:正しくは「単純な行動から複雑な行動へ進む」です。選びやすい理由:複雑な行動が高度な能力であるため、それが先にくるように感じてしまうことがあります。混同注意:学習や課題の難易度と発達の順序。
- 4. 発達は、体の中心部分(体幹)から末梢部分(四肢の先端)へと進行します。これを「近位遠位の法則」と呼び、例えば、体幹の安定が先に獲得され、その後、腕の操作、指先の器用さへと発達します。正しくは:正しくは「体の中心部分から末梢部分へ進む」です。選びやすい理由:末梢部分の動きが日常で意識されやすいため、そちらから発達するように錯覚しやすいです。混同注意:頭尾の法則と近位遠位の法則の区別。特に「中心」と「末梢」の意味。
国試ポイント
成長・発達の基本的な順序性(頭尾の法則、近位遠位の法則、粗大運動から微細運動への進行)を理解すること。
混同注意
頭尾の法則(頭部から足部)と近位遠位の法則(体幹から四肢末端)を混同しないこと。また、粗大運動と微細運動の順序も重要です。
次に同じ論点が出たら
成長・発達の順序性に関する問題が出た場合、まず「頭尾」「近位遠位」「粗大から微細」のいずれの法則について問われているかを確認し、それぞれの原則に合致するかで判断します。
関連知識
成長・発達には、頭尾の法則、近位遠位の法則、粗大運動から微細運動への法則という3つの主要な順序性があります。これらの法則は、遺伝的要因と環境要因の相互作用によって決定されます。