看護師の業務従事者届の届出先はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
保健師助産師看護師法第33条に「業務に従事する保健師、助産師、看護師又は准看護師は、二年ごとに厚生労働省令で定める事項を、その就業地の都道府県知事に届け出なければならない」と明記されており、都道府県知事が正しい届出先となります。これは、各地域の医療提供体制を適切に把握し、看護師の偏在などを是正するための重要な情報となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 保健所長は地域保健の中心的役割を担いますが、看護師の業務従事者届の届出先ではありません。保健所は感染症対策や公衆衛生に関する業務を主に担当しています。正しくは:保健所の所長ではなく、都道府県知事に提出します。選びやすい理由:医療従事者と地域保健の関係が強いため、関連施設である保健所を連想しやすいかもしれません。混同注意:保健所と都道府県庁の役割範囲を混同している可能性があります。
- 2. 厚生労働大臣は医療政策全体の最高責任者ですが、個別の看護師の業務従事者届を直接受け付ける機関ではありません。制度や基準の策定に関与します。正しくは:厚生労働大臣ではなく、都道府県知事に提出します。選びやすい理由:国家資格である看護師の最高機関として、厚生労働大臣が適切だと誤解する可能性があります。混同注意:国の政策決定機関と地方の行政機関の役割を混同している可能性があります。
- 3. 正解。保健師助産師看護師法第33条において、看護師は2年ごとの就業状況等の届出を都道府県知事に行う義務があります。これは、都道府県が地域ごとの医療提供体制の把握と確保を行うためです。正しくは:この選択肢は正しいです。
- 4. 都道府県ナースセンターは、看護師の求職・求人情報の提供や研修など、看護師の就業を支援する機関ですが、業務従事者届の法的な届出先ではありません。ナースセンターへの届け出は、職業紹介などの利用に必要なものです。正しくは:都道府県ナースセンターの長ではなく、都道府県知事に提出します。選びやすい理由:看護師の就業に関わる機関であるため、届け出先として適切だと感じるかもしれません。混同注意:法的義務としての届出先と、就業支援機関への情報提供を混同している可能性があります。
国試ポイント
看護師の法的義務と関連法規(保健師助産師看護師法)に関する知識が問われています。特に業務従事者届の目的とその届出先を正確に理解しておくことが重要です。
混同注意
保健所やナースセンターなど、看護師の業務に関連する他の機関と混同しやすい点に注意が必要です。それぞれの機関の役割と法的根拠を明確に区別して学習することが求められます。
次に同じ論点が出たら
今後、同様の問題が出た場合、各専門職(医師、薬剤師など)の業務従事者届の提出先がどうなっているかも確認しておくと、比較して理解を深めることができます。
関連知識
保健師助産師看護師法では、看護師の資格取得、免許、業務範囲、罰則など、看護師の職業倫理と法的な側面が幅広く規定されています。この法律の主要な条文と内容を理解することが、専門職としての責任を果たす上で不可欠です。