フィジカルアセスメントで問診の次に行うのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
フィジカルアセスメントの基本的な実施順序は、問診で主訴や既往歴などの情報を収集した後、視診(見て観察する)、触診(触って確認する)、打診(叩いて音や振動を確認する)、聴診(聴診器で音を聴く)という流れで進められます。したがって、問診の次に行うのは視診です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。フィジカルアセスメントの一般的な手順は「問診」→「視診」→「触診」→「打診」→「聴診」です。問診で情報を得た後、最初に視覚で患者さんの状態を観察します。正しくは:この選択肢は正しい記述です。選びやすい理由:他の診察法もフィジカルアセスメントの重要な要素ですが、実施順序が異なります。混同注意:「視診」と「観察」はほぼ同義ですが、フィジカルアセスメントの文脈では「視診」がより専門的な用語として用いられます。
- 2. 触診は、一般的には視診の後、打診や聴診の前に行われます。皮膚の状態、腫脹、圧痛などを触って確認する手順です。正しくは:問診の次には視診を行います。選びやすい理由:触診も重要な情報源ですが、視診が先行します。混同注意:触診は患者に直接触れる行為であり、視診よりも侵襲性が高いため、視診で得られる情報を最大限に活用した後に実施するのが原則です。
- 3. 打診は、体表を叩いて生じる音や振動から、体内の臓器の状態や異常を把握する方法です。通常、視診、触診の後に実施されます。正しくは:問診の次には視診を行います。選びやすい理由:打診も身体診察の一部ですが、一般的な手順では視診や触診よりも後になります。混同注意:打診は主に腹部や胸部の診察で用いられ、視診や触診とは異なる種類の情報を提供しますが、順序としては後回しになります。
- 4. 聴診は、聴診器を用いて体内の音(心音、呼吸音、腸蠕動音など)を聴取し、異常を評価する方法です。一般的に身体診察の最後に行われることが多いです。正しくは:問診の次には視診を行います。選びやすい理由:聴診は診断に不可欠ですが、最も最後に実施される傾向があります。混同注意:腹部の聴診は、腸蠕動音を正確に把握するため、触診や打診の前に実施することもありますが、全身的なフィジカルアセスメントの開始は視診からです。
国試ポイント
フィジカルアセスメントの基本的な手順と各段階で得られる情報の理解が問われています。特に基本的な診察の順序は重要です。
混同注意
各診察方法の具体的な内容と、それぞれがどの段階で実施されるかを混同しやすいです。特に、腹部のアセスメントでは聴診を先に行うことがあるため、一般的な全身のフィジカルアセスメントの順序と区別して理解しておく必要があります。
次に同じ論点が出たら
この問題で正答できた場合、フィジカルアセスメントの基本手順は理解していると判断できます。さらに、各診察法がどのような情報をもたらすのか、具体的な観察・評価項目を掘り下げて学習すると良いでしょう。正答できなかった場合は、フィジカルアセスメントの全体像と各論の学習が必要です。
関連知識
フィジカルアセスメントの各手法(視診、触診、打診、聴診)の目的と、それぞれの具体的な観察・評価項目。