飛沫感染するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第112回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
インフルエンザは、感染者の咳やくしゃみによって生じる飛沫に含まれるウイルスを、周囲の人が吸い込むことで感染が広がる、典型的な飛沫感染症です。他の選択肢の疾患はそれぞれ異なる感染経路を持ちます。
選択肢ごとの解説
- 1. 疥癬はヒゼンダニというダニが皮膚に寄生することで発症し、主な感染経路は患者の皮膚との直接的な接触感染です。飛沫感染はしません。正しくは:疥癬は接触感染です。選びやすい理由:感染症であるため、他の感染経路と混同する可能性があります。混同注意:疥癬の感染経路と他の感染症の感染経路を混同しやすい。
- 2. 破傷風は破傷風菌が創傷部位から体内に侵入し、毒素を産生することで発症する感染症です。土壌中に存在する菌が原因であり、人から人への飛沫感染はありません。正しくは:破傷風は経皮感染(創傷感染)です。選びやすい理由:一般的な感染症として知識があるため、感染経路を正確に覚えていないと誤解する可能性があります。混同注意:破傷風の感染経路と他の感染症の感染経路を混同しやすい。
- 3. デング熱はデングウイルスを保有する蚊(主にネッタイシマカやヒトスジシマカ)に刺されることで感染します。蚊を介した媒介感染であり、飛沫感染はしません。正しくは:デング熱は媒介感染(蚊)です。選びやすい理由:海外渡航歴のある患者でよく見られる感染症ですが、感染経路を正確に覚えていないと選択してしまうかもしれません。混同注意:デング熱の感染経路と他の感染症の感染経路を混同しやすい。
- 4. 正解。インフルエンザウイルスは、感染者の咳やくしゃみで飛び散る飛沫に含まれており、その飛沫を吸い込むことで感染が拡大します。これは代表的な飛沫感染症です。
国試ポイント
感染症の基本的な感染経路(接触感染、飛沫感染、空気感染、媒介感染など)とその代表的な疾患の組み合わせを正確に理解しているかが問われています。特に、飛沫感染と空気感染の違いや、各感染症の具体的な予防策と関連付けて覚えることが重要です。
混同注意
飛沫感染と空気感染の区別が曖昧になりがちです。空気感染は、飛沫核となって空気中を漂う微粒子によって感染が広がるもので、飛沫感染よりも広い範囲に及ぶ可能性があります。
次に同じ論点が出たら
この問題で飛沫感染の定義を理解できているかを確認し、さらに空気感染、接触感染、媒介感染などの他の主要な感染経路と、それぞれに該当する代表的な疾患を挙げられるかを確認します。
関連知識
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)も飛沫感染が主な感染経路の一つです。麻疹や水痘は空気感染、結核は空気感染・飛沫感染の両方で伝播します。感染経路に応じた標準予防策と感染経路別予防策の選択も重要です。