チアノーゼとは()の絶対量が増加して5g/dL以上になり、皮膚や粘膜が紫から青紫色を示す状態のことをいう。()に入るのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第112回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
チアノーゼは、血液中の脱酸素化ヘモグロビン(還元ヘモグロビン)が5g/dL以上に増加することで、皮膚や粘膜が青紫色を呈する状態を指します。酸素が不足していることを示す重要な身体所見です。
選択肢ごとの解説
- 1. ビリルビンの増加は黄疸の原因となり、皮膚や粘膜が黄色を呈します。チアノーゼとは異なる現象です。正しくは:ビリルビンの増加は黄疸の原因となります。選びやすい理由:血液中の物質が増加するという点では共通していますが、色が異なります。混同注意:黄疸とチアノーゼの原因物質を混同する可能性がある。
- 2. ヘモグロビンは赤血球中の酸素運搬色素の総称であり、酸素化ヘモグロビンと脱酸素化ヘモグロビン(還元ヘモグロビン)の両方を含みます。チアノーゼは特に脱酸素化ヘモグロビンの増加が原因となります。正しくは:ヘモグロビン全体ではなく、その一部である脱酸素化ヘモグロビンが原因です。選びやすい理由:ヘモグロビンが血液の色に関わる主要な成分であるため、一見正しく見えるかもしれません。混同注意:ヘモグロビン全体と、その形態変化によって生じる特定の現象(チアノーゼ)との区別が曖昧になる可能性がある。
- 3. ヘモグロビンA1cは、過去1~2か月の血糖コントロールの状態を示す指標であり、糖尿病の診断や管理に用いられます。チアノーゼの発現とは直接関係ありません。正しくは:ヘモグロビンA1cは血糖コントロールの指標です。選びやすい理由:ヘモグロビンという言葉が含まれるため、関連があるように感じられるかもしれません。混同注意:ヘモグロビンと名の付く様々な物質のうち、チアノーゼに関与しないものを選択してしまう可能性がある。
- 4. 正解。チアノーゼは、血液中の酸素を失った脱酸素化ヘモグロビン(還元ヘモグロビン)の絶対量が5g/dL以上に増加することで、皮膚や粘膜が青紫色を呈する状態を指します。これは酸素飽和度の低下を反映しています。正しくは:この記述はチアノーゼの定義として正しいです。混同注意:他のヘモグロビン関連の選択肢との区別。
国試ポイント
チアノーゼの定義、特に原因となる物質とその基準値を正確に理解しているかが問われる。ヘモグロビンの種類とそれぞれの役割についても把握しておく必要がある。
混同注意
ヘモグロビンという総称と、その特定の形態である脱酸素化ヘモグロビン、および他のヘモグロビン関連物質(HbA1c)との混同。
次に同じ論点が出たら
チアノーゼの種類(中枢性、末梢性)とその鑑別点、緊急時の看護介入についてさらに学習を進める。
関連知識
酸素化ヘモグロビン、酸素飽和度、黄疸(ビリルビン)、呼吸不全、心不全、末梢循環障害。