疾病や障害に対する二次予防はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第108回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
二次予防とは、疾病の早期発見・早期治療を指します。疾病の進行を食い止め、重症化を防ぐことが目的です。選択肢1の「症状が出始めたら速やかに治療を開始する」は、疾病が発症しているものの、重症化する前に介入する点で二次予防に合致します。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。二次予防は、疾病の早期発見と早期治療を通じて、疾病の進行や重症化を防ぐことを指します。症状が出始めた段階での速やかな治療開始は、この二次予防の概念に合致します。選びやすい理由:一次予防や三次予防との区別があいまいだと、他の選択肢に迷う可能性があります。混同注意:「治療」と聞くと三次予防を連想しがちですが、早期の段階であれば二次予防に分類されます。
- 2. 予防接種は、疾病が発生する前段階でその発生を未然に防ぐことを目的としており、これは一次予防に分類されます。正しくは:一次予防に該当します。選びやすい理由:「予防」という言葉があるため、予防全般と捉えてしまうと誤りやすいです。混同注意:予防接種は最も一般的な予防策の一つですが、疾病の『発生前』の対策です。
- 3. 生活習慣の改善は、疾病のリスク因子を減少させ、疾病の発生を予防することを目的としており、一次予防に分類されます。正しくは:一次予防に該当します。選びやすい理由:健康維持のための行動なので、予防効果があると誤解しやすいです。混同注意:「健康」と聞くと予防全般を指すように思えますが、疾病の『発生前』の対策です。
- 4. リハビリテーションは、疾病や傷害によって生じた機能障害を回復・維持し、QOL(生活の質)を高めることを目的としており、これは三次予防に分類されます。既に発生した疾病や障害が原因で生じた機能低下に対して行われるためです。正しくは:三次予防に該当します。選びやすい理由:機能回復も「予防」という広い意味では捉えられそうですが、これは疾病や障害が『発生した後』の対策です。混同注意:機能回復は二次予防の早期治療とは異なり、疾病の進行によって生じた後遺症や機能低下への対応です。
国試ポイント
一次予防、二次予防、三次予防の概念と具体例を明確に区別して理解しているかが問われる問題です。特に、二次予防と三次予防の境目が曖昧になりやすいため、それぞれの目的を正確に把握することが重要です。
混同注意
一次予防(疾病発生前の対策)、二次予防(疾病早期発見・早期治療)、三次予防(機能回復・社会復帰)。特に二次予防と三次予防の「治療」という言葉の解釈に注意が必要です。早期治療は二次予防、機能回復や再発予防のための治療は三次予防と区別されます。
次に同じ論点が出たら
提示された具体例が、疾病の『発生前』、『発生後・重症化前』、『重症化後・機能障害後』のどの段階に介入するものかを判断します。
関連知識
一次予防: 健康増進(健康教育、生活習慣改善)、特異的予防(予防接種、環境改善)。二次予防: 早期発見(健診、スクリーニング)、早期治療。三次予防: リハビリテーション、社会復帰支援、再発予防。