壮年期の身体的変化はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
壮年期(一般的に30代半ばから60代前半)の身体的変化として、筋肉量の減少に伴う基礎代謝量の低下が挙げられます。これは、同じ量の食事を摂取していても体重が増えやすくなる要因の一つです。
選択肢ごとの解説
- 1. 残気量は加齢とともに増加する傾向にあります。これは肺胞の弾力性が低下し、呼出しきれない空気が肺内に残るためです。正しくは:残気量の増加選びやすい理由:加齢に伴い肺機能が低下するという漠然としたイメージから、全体的な肺の容量が減少すると誤解する可能性があります。混同注意:一回換気量や最大吸気量の減少と混同しやすいですが、残気量は肺の弾力性低下により増加します。
- 2. 壮年期以降、筋肉や関節、腱などの結合組織の弾力性が低下するため、柔軟性はむしろ低下します。正しくは:柔軟性の低下選びやすい理由:運動習慣など個人的な努力で維持できる部分もあるため、一概に低下するとは限らないと考えるかもしれませんが、一般的な身体的変化としては低下です。混同注意:柔軟性の維持は健康寿命に重要ですが、生理的変化としては低下を辿ります。
- 3. 正解。壮年期になると、筋肉量の減少や細胞活動の低下に伴い、基礎代謝量は徐々に低下します。これはエネルギー消費量が減ることを意味します。
- 4. 壮年期以降、水晶体の弾力性が低下し、毛様体筋の機能も衰えるため、目の調節能力(特に近見能力)は低下し、老視(老眼)が進行します。正しくは:視機能の調節力の低下選びやすい理由:視力そのものの低下と混同し、調節力は維持されると考える可能性があります。混同注意:近視や遠視とは異なり、調節力の低下は加齢による普遍的な変化です。
国試ポイント
壮年期における加齢に伴う身体的変化に関する基本的な知識が問われています。特に基礎代謝の低下は、生活習慣病のリスク増加と関連するため、重要な知識です。
混同注意
加齢による生理的変化全般と混同しやすいですが、各選択肢の具体的な身体機能の変化を正確に理解する必要があります。
次に同じ論点が出たら
これらの変化を考慮した上での、壮年期の健康管理や生活指導について問われる可能性があります。
関連知識
女性では更年期障害の始まり、男性でも性ホルモンの低下が見られる時期であり、これらも身体的変化に影響します。メタボリックシンドロームのリスクも高まります。