日本版デンバー式発達スクリーニング検査で90 %の乳児の首がすわる月齢基準はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
日本版デンバー式発達スクリーニング検査では、粗大運動の発達指標の一つとして「首すわり」があり、90%の乳児がこの発達段階に到達する月齢は4か月とされています。生後1か月ではまだ首は据わっておらず、7か月や10か月では既に首すわりが完了し、より高度な運動発達段階にあります。
選択肢ごとの解説
- 1. 生後1か月では、ほとんどの乳児はまだ頸部を自分で支えることができません。原始反射として頭を左右に向ける動きは見られますが、重力に逆らって安定させるのは困難です。正しくは:1か月では頸部が不安定です。選びやすい理由:新生児期の発達段階と混同する可能性があります。生後1か月はまだ頸定には至りません。混同注意:生後1か月の乳児は、うつ伏せで顔を横に向けることはできますが、これは頸定とは異なります。
- 2. 正解。日本版デンバー式発達スクリーニング検査において、90%の乳児が首がすわる(頸定が確立する)とされる月齢は4か月です。これは、仰向けから両脇を抱えて引き起こしたときに頭部が胴体と同じ位置に保たれる、または、腹ばいにしたときに胸を持ち上げ、頭を90度起こして数分間保持できる状態を指します。
- 3. 生後7か月頃には、ほとんどの乳児は座位が安定し、お座りができるようになります。首すわりはそれよりも早い段階で確立しています。正しくは:7か月では首すわりはすでに完了し、お座りが可能となる時期です。選びやすい理由:発達段階の目安として、7か月頃の「お座り」と混同する可能性があります。首すわりはお座りの前段階です。混同注意:7か月では首すわりはすでに完了しており、より高度な運動発達が見られます。
- 4. 生後10か月頃の乳児は、つかまり立ちや伝い歩きを始める時期です。首すわりはかなり早い段階で完了しています。正しくは:10か月では首すわりはとうに完了し、歩行に向けた発達段階にあります。選びやすい理由:より進んだ運動発達の時期と混同する可能性があります。例えば、つかまり立ちや伝い歩きなどです。混同注意:10か月では、首すわりだけでなく、座位やハイハイ、つかまり立ちといった粗大運動の発達が進んでいます。
国試ポイント
乳幼児の一般的な発達段階と、それを評価するためのスクリーニング検査の基準を理解しているかが問われています。特に、粗大運動の発達マイルストーンとその標準的な月齢を正確に覚えていることが重要です。
混同注意
生後1か月、7か月、10か月といった他の選択肢は、それぞれ異なる発達マイルストーン(例: 1か月: 頭を左右に向ける、7か月: お座り、10か月: つかまり立ち)と関連付けられるため、それぞれの発達段階を正確に把握しておく必要があります。
次に同じ論点が出たら
この知識を基に、他の発達項目(例:お座り、つかまり立ち、独り歩きなど)の90%達成月齢を問う問題にも対応できるか。
関連知識
デンバー式発達スクリーニング検査(DDST)の目的、評価項目(粗大運動、微細運動、言語、社会適応)、それぞれの発達項目における90%達成の月齢基準。また、一般的な乳幼児健診で行われる発達評価の内容。