20滴で1mLの輸液セットを用いて500mLの輸液を3時間30分かけて実施する場合の1分間の滴下数を求めよ。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。
数値を入力し「解答する」を押すと答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は48滴
解説
輸液の滴下数計算は、総輸液量(mL)に滴下係数(滴/mL)を乗じ、総投与時間(分)で除することで求められます。この問題では、500mLの輸液を20滴/mLの輸液セットで3時間30分(210分)かけて投与するため、滴下数は(500mL × 20滴/mL) ÷ 210分 = 10000 ÷ 210 ≒ 47.619滴/分となります。小数点以下第1位を四捨五入すると48滴/分となるため、選択肢1が正しいです。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。総輸液量500mL、滴下係数20滴/mL、総投与時間3時間30分(210分)を公式に代入すると、(500 × 20) ÷ 210 = 10000 ÷ 210 ≒ 47.619滴/分。小数点以下第1位を四捨五入すると48滴/分となり、正しい計算結果です。選びやすい理由:正しい計算過程と四捨五入のルールを適用した結果であるため、特に誘惑される要素はありません。混同注意:計算間違いがなければ、混同することはありません。
国試ポイント
輸液の滴下数計算の基本公式を正確に理解し、計算過程で単位換算(時間から分)を適切に行う能力が求められます。特に、滴下係数と時間の単位に注意し、四捨五入の指示に従うことが重要です。
混同注意
滴下係数(例: 20滴/mLや60滴/mL)と総輸液量の単位(mL)を混同したり、投与時間を分ではなく時間で計算してしまう間違いが起こりやすいです。また、四捨五入のルールを誤って適用すると、最終的な解答が変わってしまいます。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合は、まず「総輸液量(mL)」、「滴下係数(滴/mL)」、「総投与時間(分)」の3つの要素を正確に把握し、単位を分に揃えてから計算式に代入する。最後に四捨五入の指示を再確認して適用すること。
関連知識
輸液ポンプを使用する場合の流量設定(mL/h)計算、小児や心疾患患者などでの厳密な輸液管理、微量点滴セット(小児用セット)の滴下係数(一般に60滴/mL)など。輸液速度が速すぎると循環負荷や電解質異常、遅すぎると脱水や薬効不足のリスクがあるため、適切な速度管理が重要です。