三叉神経を求心路として起こるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第108回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
瞬目反射は、角膜や結膜への刺激が三叉神経眼枝(V1)を介して求心性に伝達され、脳幹の橋で顔面神経核とシナプスを形成し、顔面神経を介して眼輪筋が収縮することで眼瞼を閉じる反射である。この反射弓において、三叉神経は求心性経路の主要な役割を担っている。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。瞬目反射の求心路は三叉神経眼枝(V1)が担うため、本選択肢は正しい。選びやすい理由:瞬目反射は日常的にもよく知られた反射であり、その神経支配も比較的想起しやすい。混同注意:対光反射など他の眼の反射の求心性経路
- 2. 対光反射の求心路は視神経(II)が担うため、本選択肢は誤りである。正しくは:対光反射の求心路は視神経が担う。選びやすい理由:眼に関連する反射であり、三叉神経も顔面や眼の感覚を支配するため、一見すると関係があるように思える。混同注意:瞬目反射や輻輳反射の神経支配
- 3. 追跡運動は対象物を視線で追いかける随意的な眼球運動であり、反射ではないため、本選択肢は誤りである。正しくは:追跡運動は反射ではなく随意運動である。選びやすい理由:眼球の運動に関わるため、反射の一種と誤解されることがある。混同注意:反射と眼球運動
- 4. 輻輳反射は、近くの物体を見る際に両眼が内側に寄る反射であり、求心路は視神経(II)が視覚野を介して関与し、三叉神経は直接関与しないため、本選択肢は誤りである。正しくは:輻輳反射の求心路は視神経が視覚野を介して関与する。選びやすい理由:眼の反射であり、対光反射と並んでよく知られているため、三叉神経との関連を想像しやすい。混同注意:対光反射や瞬目反射の神経支配
国試ポイント
三叉神経が関与する反射として瞬目反射(角膜反射)を正確に理解し、その求心性経路を三叉神経が、遠心性経路を顔面神経が担うことを覚える。
混同注意
対光反射や輻輳反射など、他の眼の反射と瞬目反射の求心性・遠心性神経を混同しないことが重要である。特に、対光反射の求心路は視神経である。
次に同じ論点が出たら
「三叉神経が求心性経路を担う反射」と問われたら、まず角膜反射(瞬目反射)を想起し、その求心路が三叉神経眼枝であることを確認して判断する。
関連知識
瞬目反射の求心路は三叉神経の眼枝(V1)、遠心路は顔面神経(VII)。対光反射の求心路は視神経(II)、遠心路は動眼神経(III)。輻輳反射は視覚刺激によって誘発される眼球運動であり、反射弓はより複雑で視覚野が関与する。追跡運動は随意的な眼球運動であり、反射ではない。