医療提供施設について正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
感染症病床における看護職員の配置基準は、医療法施工規則第30条の23の規定により、患者3人に対し看護職員1人と定められています。これは、感染症の特性上、高度な感染管理と個別的なケアが必要であるためです。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。感染症病床の看護職員配置基準は、医療法施工規則により患者3人に対して看護職員1人と定められています。これは感染症患者への適切なケアと感染拡大防止のために必要な人員配置です。正しくは:感染症病床の看護職員配置基準は、患者3名に対し看護職員1名です。選びやすい理由:一般的な急性期病棟の配置基準(7:1など)と混同しやすい。混同注意:他の病床機能ごとの人員配置基準との違いが曖昧になりやすい。
- 2. 特定機能病院には、医療機器の共同利用が義務付けられているわけではありません。特定機能病院は高度な医療を提供する役割があり、他の医療機関からの紹介患者を主に受け入れ、地域医療機関との連携が求められますが、医療機器の共同利用は必須の機能ではありません。正しくは:特定機能病院には、高度医療の提供や他の医療機関からの紹介患者受け入れが求められます。選びやすい理由:地域医療連携というキーワードから、共同利用もその一環だと誤解しやすい。混同注意:地域医療支援病院が共同利用の推進を求められることと混同しやすい。
- 3. 介護医療院は、要介護高齢者に対し「長期的な療養」と「生活支援」を一体的に提供する施設であり、急性期医療を提供する施設ではありません。急性期医療は病院が担う役割です。正しくは:介護医療院は、要介護高齢者に対し長期的な療養上の管理や生活支援を提供する施設です。選びやすい理由:「医療」という言葉から、急性期医療も含まれると勘違いしやすい。混同注意:医療保険施設(療養病床)と介護保険施設(介護医療院、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム)の役割の違いが曖昧になりやすい。
- 4. 訪問看護ステーションの運営基準は、主に「健康保険法」や「介護保険法」によって規定されています。医療法は病院や診療所などの医療提供施設を規定する法律です。正しくは:訪問看護ステーションの運営基準は、健康保険法や介護保険法によって規定されます。選びやすい理由:「看護」という言葉から医療法と関連が深いと錯覚しやすい。混同注意:医療法と他の関連法規(健康保険法、介護保険法、保健師助産師看護師法など)の適用範囲が混同しやすい。
国試ポイント
医療提供施設の種類とそれぞれの役割、人員配置基準、根拠法規に関する正確な知識が問われています。特に、特定の施設に特有の基準や義務について理解しているかが重要です。
混同注意
介護医療院と介護老人保健施設、特定機能病院と地域医療支援病院の役割の違い、また医療法と介護保険法・健康保険法との適用範囲の区別は、頻繁に混同されやすいポイントです。
次に同じ論点が出たら
各選択肢がどの法律に基づき、どのような役割を持つ施設であるかを正確に判断できるか。
関連知識
医療法、健康保険法、介護保険法における各施設の定義、人員配置基準、機能、義務について網羅的に学習することが必要です。特に、感染症病床、特定機能病院、地域医療支援病院、介護医療院など、特定の機能を持つ施設に注目しましょう。