労働力調査における平成22年(2010年)と令和3年(2021年)の男性と女性の労働力人口の比較で正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
労働力調査によると、2010年から2021年にかけて、日本では高齢化の進行や若年層の減少といった人口構造の変化を背景に、男性の労働力人口は減少傾向にありました。一方で、女性は社会進出の促進、育児支援の拡充、および労働市場における多様な働き方の普及により、労働力人口は着実に増加しています。この期間における最も顕著な変化は、女性の労働参加率の向上です。
選択肢ごとの解説
- 1. 女性の労働力人口は、この期間に増加しています。正しくは:「男性は減少し、女性は増加している」が正しいです。選びやすい理由:少子高齢化による全体の生産年齢人口の減少といったマクロな視点から、労働力人口全体が減少していると誤解する可能性があります。混同注意:全体の人口減少トレンドと、性別の労働力人口の具体的な増減を混同しやすいです。
- 2. 男性に関しては、労働力人口は減少傾向にあります。正しくは:「男性は減少し、女性は増加している」が正しいです。選びやすい理由:女性の社会進出や高齢者の就労継続などから、労働力人口全体が増加しているという印象を受けることがありますが、男性の動向とは異なります。混同注意:女性の労働力人口の増加傾向と男性の傾向を混同したり、全体的な労働力不足という社会課題から「人が増えているはず」と錯覚しやすいです。
- 3. 正解。日本の労働力調査において、2010年から2021年にかけて男性の労働力人口は、高齢化や若年層の減少といった人口構造の変化を背景に減少傾向が見られます。一方で、女性の労働力人口は、社会進出の促進、育児支援の充実、および多様な働き方の普及により、一貫して増加しています。これは、女性の就業率の上昇が主な要因です。
- 4. 実際には、男性の労働力人口は減少傾向にあり、女性の労働力人口は増加しています。男女それぞれの動向が逆になっています。正しくは:「男性は減少し、女性は増加している」が正しいです。選びやすい理由:各選択肢を詳しく確認しないまま、漠然としたイメージで誤った組み合わせを選んでしまう可能性があります。混同注意:男女の労働力人口の増減トレンドを完全に逆だと誤解している場合。
国試ポイント
この問題は、日本の人口動態と社会経済状況の変化、特に労働力人口の性別ごとの推移に関する基本的な知識を問うものです。看護師は、社会全体の健康課題や医療ニーズの変化を理解するために、このようなマクロな社会指標にも関心を持つことが求められます。出題時点での最新の統計データを把握しているかどうかが鍵となります。
混同注意
全体の人口減少と労働力人口の減少、あるいは特定の性別の労働力人口のトレンドを混同しやすい。特に、女性の労働参加率の増加という明確なトレンドは認識しつつも、男性の動向について誤った認識があると、誤った選択肢を選びがちです。
次に同じ論点が出たら
次回同様の論点が出題された場合、まず最新の労働力調査(総務省統計局)のデータを確認し、年齢階級別や産業別の労働力人口の動向にも着目して判断する必要があります。特に、長期的なトレンドだけでなく、直近の数年間の変化にも注目することが重要です。また、国際的な比較データも参考になる場合があります。
関連知識
少子高齢化、女性の社会進出、育児・介護休業法、働き方改革、非正規雇用、高齢者の就労支援。