看護過程における情報の分析はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
看護過程における情報の分析とは、収集した情報が何を意味しているのか、どのような問題が存在するのかを解釈・判断するプロセスです。「感染しやすい状態」は、患者さんの具体的なデータ(例:白血球減少、免疫抑制剤使用など)を根拠に、看護師が導き出した状態像であり、問題の解釈・判断(分析)の結果として看護診断につながるものです。他の選択肢は、分析の対象となる情報収集の段階に当たります。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。「感染しやすい状態」は、患者さんの具体的な情報(白血球の値など)を基に、看護師がその情報から導き出した判断や解釈であり、看護診断の要素となる情報分析の結果です。選びやすい理由:「易感染状態」は看護診断の表現であり、分析の結果と捉えられやすい。混同注意:具体的なデータと、そのデータから導かれる解釈や状態像の区別が曖昧になりがちです。
- 2. 「痛みの度合い」は、患者さんの主観的な訴えや客観的な観察から得られる情報(データ)そのものであり、分析する前の段階の情報収集に該当します。情報の分析ではなく、収集された情報そのものです。正しくは:痛みの度合いは情報収集の段階にあたる。選びやすい理由:患者の状態を示す重要な情報であるため、分析と混同しやすい。混同注意:主観的データも情報収集の一部であり、分析はそこから何を意味するかを考えるプロセスです。
- 3. 「呼吸のつらさの感覚」は、患者さんの主観的な訴え(自覚症状)を指し、これも情報収集の段階で得られるデータです。分析する前の具体的な情報です。正しくは:呼吸のつらさの感覚は情報収集の段階にあたる。選びやすい理由:患者の苦痛を表す情報であり、介入の必要性から分析と捉えがち。混同注意:身体的苦痛の訴えは、情報として認識すべきものであり、それ自体が分析ではありません。
- 4. 「白血球の値」は、検査データという客観的な情報そのものです。この値が「感染しやすい状態」を示唆するなど、この情報から何が言えるかを考えるのが分析であり、値そのものは分析対象となる情報です。選びやすい理由:異常値であるため、すぐに分析に繋がると思われやすい。混同注意:具体的な検査値は客観的データであり、その値が何を意味するかの解釈が分析です。
国試ポイント
看護過程の各段階(情報収集、情報の分析・解釈、看護診断、目標設定、看護計画立案、実施、評価)における具体的な内容を正確に理解しているかが問われています。特に、情報収集と情報の分析・解釈、そして看護診断との関連性を明確に区別できることが重要です。
混同注意
情報収集された客観的・主観的データと、そのデータから導き出される解釈や状態像(分析の結果)を混同しやすいです。特に、異常値や患者の苦痛を表す情報の場合、それが直接的に分析であると誤解されがちです。
次に同じ論点が出たら
この分析結果に基づき、どのような看護診断が最も適切か、そしてそれに対する看護目標と具体的な計画をどのように立案するかを判断します。
関連知識
看護診断の分類(NANDA-Iなど)や、ゴードンの11の機能的健康パターンに関する知識も関連します。情報の分析は、これらの診断分類へ繋がる思考プロセスです。