チーム医療で適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
チーム医療では、患者中心の医療を提供するため、多職種がそれぞれの専門性を活かしつつ、共通の目標に向かって協力することが不可欠です。目標を共有することで、一貫性のある質の高いケアが実現されます。
選択肢ごとの解説
- 1. チーム医療は、他の医療機関との連携によっても実施されます。地域医療連携や病診連携など、施設を超えた連携が重要です。正しくは:他の医療機関との連携でも実施できます。選びやすい理由:「チーム」という言葉から、同一施設内の連携のみを想起しやすい。混同注意:同一施設内のチームと地域連携のチーム。
- 2. 正解。チーム医療の目的は、患者の治療やケアに関する共通の目標をチーム全員で分かち合い、その達成に向けて協力することにあります。これにより、一貫性のある質の高い医療が提供されます。選びやすい理由:チーム医療の基本理念であるため、適切な記述として選びやすい。混同注意:個人ごとの目標設定とチームとしての目標共有。
- 3. チームリーダーの役割は、チームの状況や目的、患者の状態によって、医師、看護師、理学療法士など、最も適切な専門職が担うべきであり、常に看護師が担うわけではありません。正しくは:チームリーダーの役割は、チームの状況や目的に応じて、最も適切な専門職が担うことになります。選びやすい理由:看護師が患者との接触時間が長く、調整役として重要な役割を果たすことが多いという印象から、リーダーシップを常に担うと誤解しやすい。混同注意:看護師の調整役としての役割と、チームリーダーの役割の固定化。
- 4. チーム医療では、様々な経験年数や専門性を持つ職員が協働することで、多様な視点と知識が集約され、より質の高い医療が提供されます。経験年数が同じである必要はありません。正しくは:様々な経験年数や専門性を持つ職員によってチームが作られます。選びやすい理由:同等の経験年数であれば意見が言いやすい、協力しやすいといったイメージを持つ可能性がある。混同注意:同質のメンバーによる効率性と、異質のメンバーによる多様性・相乗効果。
国試ポイント
チーム医療における多職種連携の意義と、目標共有の重要性を理解する。
混同注意
チーム医療における目標共有は、単なる情報共有とは異なり、患者のアウトカムに向けた共通の認識と責任を意味します。
次に同じ論点が出たら
チーム医療に関する問題では、「多職種連携」「目標共有」「患者中心」「役割分担」「情報共有」といったキーワードが適切に用いられているかを確認する。
関連知識
チーム医療を構成する職種(医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士など)の役割、連携に必要なコミュニケーションスキル、インフォームド・コンセントの重要性。